子どもは親を選んで生まれてくる⁇

こどもが親を選んで生まれてくるって話は素敵な物語だとは思う。

そのようなビデオがあり拝見したことがあるのだが果たしてそうだろうか。

天上界なのか何処なのか知らないが
人間に生まれてくる待機場所のようなところがあり
沢山の赤ちゃんが地上を眺めながら
「あの人のところに生まれたい」と望むのだとか。

実際にそのようなことを語る子どもがいて、
その待機場所らしきところには神様なのか仏様なのか分からないが
いて、その存在から行ってよいと言われたら
その人のところに行ける（受胎するってことなのか）らしい。

どうしてそのお母さんを選んで生まれたのと子に聴くと
「優しそうだったから」「綺麗だったから」
と語ったりしている。
本当にそうなら母親冥利につきる話で、
確かにそのお母さんもとても嬉しそうだった。

母親を選んで生まれたという子が嘘を言っていると思っているのではないが、どうにも納得のいく話でもない。

何故そう感じたのか。
3人兄弟の長男にはそのような記憶がないようで（極々幼少期にしか思い出せない記憶ということかもしれないが？）
専ら次男三男が上記のような記憶を語るのだが…

長男は蚊帳の外的にほどんど画面にも映らず。
母が次男三男の言葉に対し涙を流さんばかりに感動する中、
私にはその長男の気持ちが気に掛かって仕方がなかったこともあるからかもしれない。

それ以上に
世の中優しいお母さんばかりじゃないし！
それに、生まれてくるにあたっての選択肢にお父さんの存在は皆無なのか？
というツッコミが湧いてきてしまって…

親を選んで生まれる説がどうにも腑に落ちない理由は、
既に魂の存在自体ないと思うようになっていることが大きいのだが、
自身の出自がちょっと特殊？wだからかもしれないし、
幼い頃からかなりハチャメチャな親たちを目にする環境にあったことも関係しているかもしれない。

親を選んで生まれる説にはまず、
個の魂が輪廻する前提があるようだが、

誰だって優しそうな綺麗なお母さんを選びたくなるのが人情であろうｗ

見るからに修行的な人生が予測される母親を選んで生まれるそれは
前世なり何なりのカルマを解消する為に敢えて厳しい選択をするとでもいうのだろうか。
贖罪の為の選択をするなど、赤子でありながら既にその個の意識は大人のそれであるということか？

優しそうな人だったから選んで生まれてきたとか
美しい、いい話なんだけどね。