寄り目と離し目

私、カメレオンだった。

カメレオンみたいに、眼球が ちょっと外側に回転していた。

寄り目の反対、離し目状態がデフォルトモードだった。


人形劇やっていて、うわ〜、ダメになっていく〜っていう時、自分でわかるんだ。
行っちゃいけない方向に向かっているって。

それは、離し目の回転方向だった。

体幹内操法の先生が、コーチング中そのことに
気づかせてくださった。


寄り目方向に 少し回転をかけてみた。

焦点があったぞという感覚が、身体の中に生まれた。

動く物をずっと追跡してくれるカメラが あるらしいけど、
この眼だったら、ずっと人形を追っていける。

そんな予感がした。


離し目方向の回転が強まるとさ、
見ているのに見えなくなるの。

本当だよ。

だからずっと いろんなところで

「良く見なさい」

(見てるんだけどな〜)

というのを、私は繰り返していたんだろう。


これさ、5mmも10mmも違ってないよ。
多分1mmかそれ以下の差だよ、眼球の位置。

でも、1mmの差で こんなに見え方が変わってしまうんだ。

1mmの差で、アップアップで人形遣うか 静謐な状態で人形遣えるかが変わる。

たった1mmの違いで。


(この話の寄り目離し目は、黒目を平行移動させる 寄り目離し目ではなく、眼球の中心軸で回転させる
寄り目方向離し目方向で捉えてくださいね)


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