どうして同じ動きにならないの?

(なんでこの時、内旋になるんだろう?)

私は考えこんでいた。
体幹内操法の先生と逆になっちゃうんだよね。

先生が
「この時、股関節が外旋します」とおっしゃる時
私の股関節は、内旋してしまう。

先生が
「股関節が内旋します」とおっしゃる時
私の股関節は外旋する。

うおお、なぜだー?


これに類することが、他のレッスン場でも頻発するのよね。

他の場所では
「その質問が出るということは、何をしているか
わかってないということだな」って言われたり
「良く見なさい」って言われたりする。

(見てもわからないからお尋ねしておりますの)

チベットスナギツネみたいな顔になっちゃうけど、

でも、すぐに正解を与えるのが良いこととは限らない。

「ああ、そうなんですね」で

それ以上 深く考えなくなるから。


とは言え、そこも程度問題。

私のようなセンス皆無の人間は、これでは一生わからない。

一生は 大袈裟かな。100年後くらいにわかるかも。
100年後なんて生きてないけど。


「身体の中に その回路がない限り、見て真似したって その動きにはならないですよ」

体幹内操法の先生は、まず回路をつくりなさいと
おっしゃっている気がする。

なんで ここで内旋になるのか わからない。
わからないけど、やってみよう。

ツイストボードを2枚取り出して、片脚ずつのせて
外旋内旋、ボードを回転させる
カッチャンカッチャン

この時外旋、この時内旋
カッチャンカッチャン


う〜ん、先生のおっしゃる動きの方が、美しく見える気はするな〜。
カッチャンカッチャン

ということは、こっちの動きが正解なんだろうな。
カッチャンカッチャン

なんで私は逆になるの?
カッチャンカッチャン


ちょっと飽きてきたので、ボードからおりる。

地面の上で同じ動きをやってみる。

この時外旋、この時内旋


(⁉……あれ⁉) って思った。

身体の中で戦いが勃発したから。

身体は、先生の動きで やりたがっている。

でも、私の頭が、
「おいおい そっちじゃないだろう」って止めに  かかっている。

「どけよ」「イヤだよ」って ぶつかりあっている。


身体がやりたがっている方が、多分正解だ。
でも、じゃあ なんで逆の動きになるんだろう?

ボードに、乗って、下りてを繰り返す。


ふと思った。

小手先だからだ。
浅いところからしか、動けてないからだ。

先生は、身体の奥から使っているんだ。

私は、浅いところで終わっているから、     手先足先の動きに股関節が引っ張られて、同じ向きの回転になってしまうんだ。

奥から末端を動かそうとしたら、逆回転から始まるような動きに多分なるんだ。


頭は納得していない。

でも、この動きをやりこめば、わかるかもしれない。

身体の奥を使う感覚が。


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