瞬間芸
肩甲骨をスッと寄せたりする動きをみるとさ
「おお、すごい!」ってなるじゃないですか。
「よし、あれができればいいんだな」って
頑張っちゃうじゃないですか。
寄せられるようになって
「しめしめ、できるようになったぞ」なんて
喜んじゃうじゃないですか。
でも、力ずくで一瞬寄せられることに意味はないんだ。
瞬間、そのポーズになれたって、持続できなければ意味はないんだ。
多分、前述のすごい動きを見せてくれる人達って
一瞬そういう風にできるよって いうんじゃなくて
ずっとその状態にできるし、ずっと違う状態にも できるんだ。
キープし続けられるっていうのかな。
常にコントロールできている。
無理やりその形に持っていこうとしなくても
自然とその形になっていく。
それは、動きはじめのポジション
スタートラインが違うから。
すごい人のすごそうに見える一瞬だけを切り取って
そこだけ一生懸命真似したって、すごい人にはなれない。
スタート地点、そのポーズに至る道筋が違えば
よく似ているレプリカにしかならない。
道筋は、スタート地点で決まる。
構造動作トレーニングは、骨格ポジションを調えて良いスタート地点に立てるようにしましょうというトレーニングだと思う。
昨日は、東京教室今年最後の講座だった。
2年くらい続けてきて、やっと腕の骨格ポジションが違うことがわかってきた。
私の腕は、肩が浮いているから宙ぶらりん
体幹に接続されていない。
でも本来、腕は背中から生えている。
先生に、ここよと教えていただいた場所で腕を動かすと、
腕を上げた時に身体の中で動めく筋肉が、今までと違う筋肉になる。
身体の中の動きが大きくなる。
家に帰って、いろんな動作を試しながら思っていた。
すごい人は、身体の中が動いているんだろうな
外側を一生懸命動かして、それっぽいポーズを取っても本当に意味ないわ
(全くないとは言いません。最初はそこから入っても良いし、そこから入って段々深めていくものなのかなとも思いますけど)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?