中のうごめき

すごく大事なことを伝えてくださっていたんだ。

刀禅のお稽古から数週間たって、
今日それに気づいた。

刀禅じゃなくて、別のレッスンだったんだけど

「自分を枷にはめると、身体の中が動くんです」

刀禅の先生がおっしゃっていたことが、
「ああ!」って感じで腑に落ちたんだ。

「私、身体の中動いてませんでした、テヘへ」って なったんだ。


木刀の先を固定して、でも木刀動かしたいのってすると、否が応でも身体を動かさないといけなくなる。

身体の中がうごめいてくる。

これが、表現の世界で「気持ち」と言われているものの正体さ。

「気持ちが入ってない」の「気持ち」ね。


刀禅じゃないレッスンで、巨人になって歩いていた。

腕を振り上げたりしたんだけどさ、

腕、振り上げたら振り上がらないんだ。

腕は、動かないの。
動かない腕を動かそうとするの。

そうすると、身体の中が動いて、本当に腕が振り上がるの。


この、中のうごめきがないと、薄っぺらい動きになるんだ。
お客さんが信じてくれない動きになるんだ。


私さ、本当に大切なことを伝えていただいていたんだね

お稽古の2週間後に、めちゃくちゃ感動している私であった。


(表現の世界の先生方も、手を尽くして この表現の肝、動きの源を伝えようとしてくださっています。私のトリガーは刀禅でしたが、表現の先生方の教えがトリガーになる方もたくさんいらっしゃいます。『刀禅のレッスンの方が凄いんじゃない?』という話ではありませんぞ)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?