動かないでいられる力

動くことばっかり考えちゃうじゃないですか。

どう動くか、そのことで頭は いっぱいじゃないですか。

でも、動くためには、動かないでいられる力が必要なの。

どれだけ動かないでいられるかが、
どれだけ動けるかなの。

背屈力を取り戻す過程で、そのことが わかって  きた。


背屈が効いていると、内くるぶしと外くるぶしの 間のあたりが深く地面に沈みこむ感じがしてくる。

すると、地中深くに杭をさして立っているみたいな感覚の立ち方になるんだ。

そうすると、身体を動かす時に、今居る場所に  居続けられる。

今居る場所に居続けられるから、安心して身体を 大きく動かせる。

ダイナミックな動きができる。


背屈が効いてない状態って、グラグラする台の上に立って身体を動かそうとしている状態だ。

不安定な土台の上にいるから、大きく動こうとしても縮こまった動きにしかならない。

どこか余裕のない動きにしかならない。


背屈が効いていると、土台が安定する。

だから伸び伸び動くことができる。

四肢が開放されて、腕と脚が自由に動ける。


ずっと狭い世界にいたんだなって思った。

always底屈女だったからさ、安定感と無縁だったわけ。

でも構造動作トレーニングで牧神の蹄に乗ることで匍匐前進みたいな速度で じりじりと、立てる場所に  近づいて行ってたんだ。

そして、底屈背屈を丁寧に見直していただいた事で
立ち方の質が少し変わったんだ。


そう。
猫派は、動かないでいられるようになったのだ。






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