イモムシ最強説

イモムシになろうと言われたんです

先日の刀禅のお稽古では。

蠕動運動を使う お稽古をしたんです。


もう、この時点で、劇団仲間は誰もついてこないのがわかる。

「超面白かったよ!」と言っても、
猫派が また変なことやっとるわ、という反応だろうな。

でもね、蠕動運動で納脚したらさ、
毛穴という毛穴がブワッとひらいて、何かがモワッと噴き出している感じがしたんだ。

舞台の動きでさ、こっちに迫ってくる動きと、
同じような形なんだけど、迫ってくる感じはしない動きがあるじゃないですか。

深い表現と浅い表現の違いっていうか。

周りの空気が動いている感じがする動きと
周りの空気揺れてないなって感じの動き

それは、蠕動運動が使えているかどうかの違いかもしれないなって思った。

表現の力強さの力ってさ、蠕動運動なんじゃないかなって思った。

蠕動運動は、見えないとは言わないけど、注意深く見ていないと見えにくい運動だ。

だから、目につきやすい関節の運動と区別がつきにくい。

だから、私みたいな人は
一生懸命関節の運動をしながら

(なんか違うな)
(何かが足りないな)
(でも、それが何なのかがわからん)

更に関節の運動を強める

そんな迷路に迷い込む。


昨日は、

(ここを働かせるという選択肢があったんだ)

って、びっくりした。

そして思った。

表現においてはね、ミミズやイモムシが最強かもしれん。

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