末端からはじまり 末端で終わる
構造動作トレーニングの先生と動作術の先生が
くり返しくり返し 末端の感覚を入力してくださる。
末端って、指の腹じゃないんだよ。
(詳細は先生方にお聞きください)
だから、私も少しは末端から機能させられるように
なってきたのかな?
一昨日、コンッて背骨がはまった。
「爪先から頭のてっぺんまで」って良く使われる言葉だけど
「頭のてっぺんって、頭のてっぺんじゃないんだよ。
頭部の末端は、もっと先にあるよ」
そう おっしゃっている方がいた。
(へー、そうなんだー)
そう思って
(ここが頭のてっぺんか、ふむふむ)
ってやったらさ
カンッて背骨が はまったの。
背骨が、帆船の帆柱になった。
すると、身体の表面(お腹側も背中側も)が
帆船の帆みたいに、持ち上げられて張られるんだ。
そうなると、腕が、すごい自由に動く。
今までは、だらんと落ちていた身体の表面
こいつが邪魔していたんだなって わかった。
身体を動かすレッスン中に、こっそり実験してみた。
末端って片方だけだと機能しないの。
足先だけ、スタート地点を末端より手前に変える。
帆は張れない。
頭の末端を頭頂部にしてみる。
身体は、穴のあいた風船だ。
どんどん空気が抜けていってしまう。
両端が、きちんとピン止めされているから
間が張れるんだ。
両端を、本当の端っこじゃなくて 末端より手前に
設定するとするじゃないですか。
これでも、押さえているところと押さえているところの間は張れる。
でも、押さえているところから末端までの間は
張られずに、ゆるんだまま残ってしまう。
そうすると、身体が うまく機能しないんだ。
やっとわかったよ。
「顎を引きなさい」とか、何しなさいかにしなさいと
言われても良くならなかった理由が。
片方が ちゃんと末端で止まっている人は、
このアドバイスで良くなる。
末端じゃないところで止まっている部分を、末端にしてあげるだけでね。
でも、どちらも末端から始まっていない人は
片側を末端からにしたところで
帆は張れないのよ。
だから、いつまでも出港できず仕舞いだったんだわ。
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