バランスとらなくてすむ場所

身体の各パーツが動けるから、良い身体にならないんだよ!


ちょっと逆ギレ気味に、そう思ったりする。

人間の身体って、変形できるから、悪い意味で帳尻あわせちゃうんだよね。


そこ、ズレてますよ              僕が、がんばって支えますわ

え? あなた、そこに行くの?          じゃあ、私がここ支えとくわ


ドミノ倒しみたいに、ズレが連鎖し、身体が歪んでいく。

歪みを直そうとするでしょ。

でも、そこでも、


あなた頑張りすぎよ

じゃあ、代わってくださいよ


本当に頑張らないといけない奴じゃなくて、      違う担当が、しゃしゃりでて来ちゃったりして、   カオスになる。


身体は、がんじがらめになっているんだけど、  それが普通になってしまう。

だから、がんじがらめになっていない状態がわからないと、自分では気づけない。


歪んでいる状態というのは、

自覚していないかもしれないけど、       かなり頑張ってバランスを取り続けている状態だ。

崩れる方向に向かう身体を、一生懸命とどめている。


崩れ落ちちゃって、何もバランスとらなくていい状態ではなく、

崩れていないけど、こらえるようなバランスを  とらなくていい場所があるの。

そこにいくと、四肢が、ふっと自由になる。

悪い意味の脱力みたいな、体幹と分断されている 自由な動きじゃなくて、

体幹とつながっている、            四肢が動くと体幹も連れていかれる自由な動きに なる。


まだまだ先はあるだろうけど、最近少しだけ、  その感覚がわかってきた。


私は、立ってるけど、立ててないんだ!

立てるようになる必要があるんだ!


そう思って、「立つ」の精度を高めてきたからだな。

精度を高めることができたのは、         構造動作トレーニングや動作術の先生、それ以外のいろんな先生方のおかげだけど、

立ててない!

そう思った過去の自分を、褒め称えたい。


あんた偉いよ!

あんたのおかげで、「動く」がちょっと見えてきたよ!

ありがとう! 2年前の私




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