知ってるけど、できていない

「股関節は、英語でヒップジョイントと言う」

ヒップジョイントという言葉は知ってたけど、  私の股関節は、ヒップジョイントの位置に    いなかったのです。

鼠径部ジョイントだったのです。

知識として知ってはいたけど、
身体はその意味を理解していなかった。

だから、動きとしてもできていなかった。


でも、いろんな先生方が、「股関節は運動の要」
なんだよと教えてくださって、
股関節に働きかけるワークをしてくださった。

そうやって、コップに徐々に水が溜まっていって、
コップから水が溢れ出す瞬間

「わかった!」ってなる瞬間

その最後の1滴が、この前の動作快然コーチングだったみたいだな。


「股関節はヒップジョイントなんですよ」

(それは聞いたことあるな)

「しゃがむ時、○○に意識があるでしょう」

(言われてみれば、そうだな)

「✕✕を意識してしゃがんでみてください」

「あれ⁉ いつもより腰が入りました」

「その意識だけで動きがだいぶ変わるはずですよ」


そう言い残して、先生はzoom画面から消えた。


昨日、別物のお稽古を受けながら、「股関節はヒップジョイント」にしてみた。


うーん、なんだか背中が絞られるなあ。

あれ? お腹がめっちゃ使われるなあ。

腰が入るからかな? 宝塚の男役みたいな立ち姿になってるぞ。                 うん、ちびっ子で足が短いけど、なんかそれっぽいわ。(当社比なので、あまり期待しないように)


「お腹を長く使う」「前は広々」「喉をあける」

私、この感覚が、ずっと良くわからなかったんだ。

でも、「股関節はヒップジョイント」にしたら、 別のお稽古の先生がおっしゃる、喉をあけるための動きが、(ああ、喉あくなあ)になった。

股関節が鼠径部ジョイントで、身体の前面に来ちゃっていたから、喉をあけるための動きを、ずっと ブロックしていたんだ。


こんな風に、知識としては知っていても、    身体に落としこめていないこと、        まだまだ沢山あるんだろうな。


それにしてもだ。

大転子をモミモミしながら、私は考えこんでいる。


「『つながっている』『股関節はヒップジョイント』 このふたつだけでも、動きがだいぶ変わる はずですよ」


あの体幹内操法の先生、何者なんだよ。

的中率100%の、凄腕予言者なのか?

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