終わらない動き

「終わっちゃう動き」と「終わらない動き」がある

どっこいしょって反動をつけるみたいな動きは、　「終わっちゃう動き」だ。

私は「終わっちゃう動き」をしている。

昨日は、体幹内操法のコーチングを受けた。

歩きながら、クランクという道具をゆっくり回していたんだ。

「クランクを身体の外で動かそうとするんじゃなくて、この身体の外で動いているクランクが、身体の中にあると思うと良いですよ」

と先生は おっしゃっていた。

身体の中でクランクが回ると、
「どっこいしょ」の動きの時に発生するガツッってぶつかるみたいな衝撃が消えた。

身体の中で衝突がおきなくなった。

クランクって、釣り糸をくるくる巻いてくれる　　リールみたい。

動きをスルスル引き出してくれる。

「どっこいしょ」の世界しか知らなかった。

「終わっちゃう動き」しかできなかった。

自分の身体に落としこんで、いつでも使えるようにするには、　　　　　　　　　　　　　　　　　　自然にこの動きが発生するようになるためには、　もっとやりこむ必要がある。

でも、この クランクがゆっくり回る先に

「終わらない動き」がある。

昨日は、一瞬だったけど

「終わらない動き」の世界が ちょっとだけ　　　　見えたんだ。