カチカチにする
「全身をカチカチにできんと」
構造動作トレーニングの講座に行くと、
あれもできない、これもできない、それもできない
できない自分が どうしてできないのかが
少しずつ 腑に落ちてくる。
私の身体は まだらになっている。
カチカチが収縮状態だとしたら、収縮しきれず
ぼーっとした状態になっている部分が散見される。
自分では収縮させているつもりでも、収縮させきれていない部分が残っている。
素人DIYの ペンキの塗りむらみたい。
全身がカチカチにならないの。
カ……ゆる…ゆる…カ…チ…ゆる……
みたいな感じ。
身体をコントロールできてる状態っていうのは、
身体全部をカチカチにできるし、その逆の状態にもできる状態なんだと思う。
カチカチにできない部分が残っているということは
コントロールできない部分が残っているということだ。
その場所に届いていないんだ。
その場所は空白地帯になっているんだ。
「収縮」の反対は、「弛緩」ですという説と
「膨張」ですという説があるみたいだ。
私は「膨張」説をとりたい。
そして「膨張」する時は、「収縮」とは別のどこかが収縮しているんだ。
よく巷で耳にする「力ぬきなさい」という声かけ
私は、弛緩させて、身体のまだらを よりひどくしてしまうからダメなんだろう。
言う人がさせたいのは、多分「膨張」なんだと思う。
コントロールを放棄して投げ出す「弛緩」じゃないんだ。
腑抜けた状態じゃないんだ。
圧は かかっているんだ。
「小さな声、弱々しい動きの方が疲れるのよ」
できる先輩が、そうおっしゃるのは、
弱くしながらも、絶対に圧は抜かないのが
ある種勢い任せでいける大きな声、強い動きよりも
大変になるからだ。
圧を保つ力が より必要になるっていうのかな。
カチカチにできないからダメなんだー、ふむふむ。
でもさ、カチカチにさせようとしてるけど、本当に下手くそだな、私。
よし、今日から、私のことはマーブルちゃんと呼んでくれ。
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