【1日1事例】地域在住男性高齢者におけるフレイルと身体各部位筋量との関連性 #フレイル #地域在住高齢者 #筋量

参考文献:地域在住男性高齢者におけるフレイルと身体各部位筋量との関連性
筆者:福尾 実人, 村木 里志
発行日:2019年
掲載元:理学療法学 早期公開
検索方法:インターネット
キーワード:地域在住男性高齢者, フレイル, 身体各部位筋量, 基本チェックリスト
要約
【目的】男性高齢者のフレイルと身体各部位筋量の関連性を明らかにすること
【方法】
・対象は65 歳以上の地域在住男性高齢者42 名。
・フレイルの評価には基本チェックリストを用い,その総合点から3 点以下を健常群,4 点以上のプレフレイルとフレイルをフレイル群に分類した。
・身体8 部位の筋厚に加え,身長,体重,BMI,握力および5 m 通常歩行速度を測定した。
【結果】
・フレイル群は健常群よりも身体機能,口腔機能,認知機能,抑うつ度得点が高かった。
・筋量においては,上腕前部のみフレイル群が有意に小さかった。また,基本チェックリスト総合点と上腕前部の筋量は有意な負の相関を認めた。
【結論】男性フレイル高齢群の筋量の低下は下肢・体幹には認められず,特定の部位,すなわち上腕前部に生じることが示された。
【メモ】
・高齢者が要介護状態になる原因は、認知症や脳卒中などの疾患が多くを占めている。しかしながら、要支援者では「関節疾患」に次ぎ「高齢による衰弱」が第2位に、さらに要介護者でも「認知症」、「脳卒中」に次ぎ「高齢による衰弱」が第3位となっている。
・フレイルは然るべき介入により再び健康な状態に戻るという可逆性を含んでおり、フレイル高齢者では適切な介入により生活機能の維持・向上を図ることが期待できる


参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/advpub/0/advpub_11627/_pdf/-char/ja



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