おばあちゃんとお絵描き
こんにちは。
先日、デイサービスのお仕事で面白い経験ができたのでそのことを書き残しておきます。
デイサービスの利用者の中に少し記憶力や判断力が低下してしまっているおばあちゃんが一人います。
でも、そのおばあちゃんはとても陽気で同じテーブルのおばあちゃん達といつも楽しそうに話しているし、スタッフからも好かれています。
身だしなみや言葉使いにもしっかり気を遣っている様子が見てとれる、愛らしいおばあちゃんです。
そんなおばあちゃんから決まって振られる会話の話題は「昔は絵描きだったんだからね」です。
スタッフの話では本当にすごい絵描きだったようで、海外に出店されたこともあるそうです。
こういうおばあちゃんに「すごい!絵描いてみせてくださいよ」とストレートに言っても大体が「なんで描かなきゃいけないのよ」と返されて終わりです。
でも、なんとかおばあちゃんが夢中になっていた作業にもう一度触れる機会を作ってあげたいって思うじゃないですか。
そこで、僕がよく使う手段は自分がそれをやってみるってことです。
僕は絵描きは全然得意ではないんですけど、やってみて利用者さんにアドバイスもらったりする中で昔の楽しかった記憶を思い出すのもアリかなって感じでよくやってます。
この前のおばあちゃんにもそんな感じで絵を描いて見せたら色々教えてくれて一緒に楽しめたんですけど、その中でおばあちゃんに言われた言葉がとても胸に響いたんですよ。
「写真と違うんだから上手じゃなくてもいいのよ。あなたが見たとおりに描いてみなさい」
僕はその日、そのおばあちゃんを見て描いてみたんです。
でも、上手く描けなくて。
特に人間の目ってリアルに描こうとしたら、なんか怖くなっちゃいますよね。
そこが上手くいかないって話してたら、おばあちゃんにそんなことを言われて。
僕にとってそのおばあちゃんの印象は優しくて穏やかなんだけどユーモアもある人って感じだったので、その雰囲気を出すなら目は丸っこい方がいいかな?なんて感じで描いてみたら最初の絵よりもリアルではないんだけどよっぽどそのおばあちゃんっぽく描けました。
「あら、いいじゃないの。そのおばあちゃんにドレスなんて着せてみたらどう?後ろにゾウとかキリンとかが一緒にいたって楽しくていいわよ。」
そんなふうに自分の感覚と想像を働かせながら絵を描くのって大人になってからは新鮮な体験でして、そんなふうに描く絵は楽しいなって思いました。
するとおばあちゃんが「こうやって想像を働かせながらあーだこーだ言って描くのって楽しいじゃない。なんならそこにゾウとかキリンを描いたりしてもいいんじゃない?(同じことを繰り返し言ってくる) あー今日は楽しい時間をありがとね」なんて言ってくれるわけです。
そんな瞬間がこっちの想像を越えてくる瞬間でして、やっぱり人ってお互いに影響を与え合いながら生きてるんだなって実感します。
それは良い意味でも悪い意味でも。
それなら、せっかくなら良い意味での影響を与え合えるように生きていきたいと思うわけですね。
そんなことを考えるきっかけを与えてくれるおばあちゃんってやっぱすげーって、尊敬と敬意を表しております。
▼1日1新
(12)仕事中に事務所で音楽を流す
昨日は児童発達支援施設に子ども達が来るまでの時間、事務所でもう1人のスタッフと一緒にいる時間があったので許可を得てから音楽を流してみました。
無音で2人だけの空間って気まずいじゃないですか。
だから音楽でも流せばいいのになーって。
前々から思ってはいたけどなかなか実行できずにいました。
昨日は普段話をする機会が少ないスタッフとたまたま一緒だったので、尚のこと気まずさを紛らわす意味とそのスタッフと会話のきっかけをつくる目的として音楽を流しました。
結果的に気まずさは少し解消されて、お話も少しできました。
嬉しかったのは音楽を流していなかった昼休憩中にもそのスタッフといつもより自然にお話ができたことです。
よかった、よかった。
本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
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