【1日1事例】小児の姿勢制御機構について #小児 #姿勢戦略

参考文献:小児の姿勢制御機構について
筆者:石崎 久義、野末 道彦、Ilmari Pyykko
発行日:1992年
掲載元:耳鼻咽喉科臨床 補冊
検索方法:インターネット
キーワード:速度、加速度、姿勢戦略
要約
目的:小児と健康成人の姿勢制御機構の比較
対象:6歳〜12歳の健康小児48名と、20歳〜48歳までの健康成人48名
方法:
重心動揺計上で直立姿勢を維持した後、3分間の振動刺激を与える。
その際の、位置、速度、加速度波形における度数分布図からの標準偏差により解析を行う。
健康小児と健康成人の標準偏差の平均を比較した。
結果:
・小児にとって深部知覚は、姿勢制御を行う上で健康成人より重要な感覚であると言う事が出来る
・小児は、振動刺激によって常に変化の多い動揺を認めた
調べた単語:「標準偏差」
・データの特徴を要約する基本統計量の一つで、「データが平均値の周辺でどれくらいばらついているか」を表す
平均値が同じデータであっても、平均値からのデータのばらつき具合が全く異なるデータというものはよくある
・標準偏差は平均値だけではわからないデータのばらつきを知るために有効なツール
・偏差とは平均値からの差
・標準偏差は「標準的な偏差」=「標準的な平均値との差」と訳せる
・標準偏差が大きい=平均値から離れているデータが多い=データのばらつき具合が大きい
・標準偏差が小さい=平均値から近いデータが多い=データのばらつき具合が小さい


参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibirinsuppl1986/1992/Supplement60/1992_45/_pdf


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