【1日1文献】人工股関節置換術後に座位で前方脱臼を生じた1例#人工股関節#前方脱臼#座位姿勢 2 wataru 2024年9月29日 05:13 参考文献:人工股関節置換術後に座位で前方脱臼を生じた1例筆者:翁長 正道, 仲宗根 哲, 石原 昌人, 平良 啓之, 比嘉 浩太郎, 上原 史成, 当真 孝, 東 千夏, 西田 康太郎発行日:2021年掲載元:整形外科と災害外科 70 巻 (2021) 1 号検索方法:Google Scholarキーワード:人工股関節全置換術, 前方脱臼, 座位姿勢抄録【症例】54歳女性.ステロイド関連の両大腿骨頭壊死症に対し前方アプローチで左人工股関節全置換術(THA)を行った.自宅退院後2日目,自宅のトイレに座っている際に左股関節痛が出現し,歩行不能となり救急外来を受診した.単純X線像で前方脱臼を認め,全身麻酔下に整復した.整復後3日目に院内のトイレで再脱臼し,再整復を行った.座位の骨盤側面単純X線像で深く座ると骨盤は23°後傾,浅く座ると骨盤はさらに39°後傾していた.再整復後は股関節可動制限装具を装着し,脱臼なく経過している.【考察】THA後に座位姿勢で前方に脱臼することは稀である.しかし,立位から座位で骨盤の後傾が大きくなる症例では,座位でカップの前方開角が増大し,前方脱臼のリスクがある.本症例は座位姿勢で骨盤が後傾し,カップの前方開角増大のため前方脱臼したと考えられた.参考URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/nishiseisai/70/1/70_38/_pdf/-char/ja ダウンロード copy #作業療法士 #文献 #人工股関節 #座位姿勢 #前方脱臼 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート