【1日1事例】足関節内がえし捻挫受傷後の圧痛部位を考慮した片脚負荷テストとスポーツ動作開始時期の関連性 #足関節捻挫 #スポーツ復帰

参考文献:足関節内がえし捻挫受傷後の 圧痛部位を考慮した片脚負荷テストとスポーツ 動作開始時期の関連性
筆者:野田優希,古川裕之,松本晋太朗、小松 稔,内田智也,石田美弥、 佃美智留,横山茂樹,藤田健司
発行日:2018年
掲載元:日本臨床スポーツ医学会誌 第26巻 第1号
検索方法:インターネット
キーワード:足関節内がえし捻挫,圧痛部位,スポーツ動作開始時期

【抄録】
・足関節内がえし捻挫後に足関節内果周囲の圧痛を訴える者も多く,スポーツ動作開始時期(ジョ ギング開始時期および練習完全復帰時期)にも影響を与えている可能性があると考えられる.
・そこで本研 究は,圧痛部位を考慮した片脚負荷テスト(以下,OLL-Test)とスポーツ動作開始時期との関連性を検証した.
・足関節外側靭帯損傷と診断され,練習完全復帰までフォロー可能であった 202 名(209 足)を対象とした.
・初診時における圧痛部位の評価により対象を外側例と両側例に分け,それぞれに OLL-Test を実施した.
・その結果,外側例に比べ両側例でスポーツ動作開始時期が遅れる傾向にあった.圧痛部位を考慮した OLL-Test により,足関節の荷重機能の障害度とスポーツ動作開始時期の関連性をより詳細に 把握できる可能性を示唆した.
メモ
・足関節捻挫後の機能低下と能力障害がスポーツ復帰に及ぼす影響につ いて調査し,腫脹や可動域よりも荷重による活動 性の検査がより復帰時期と関連していたことを報 告している.また McGrath と Unrush は ,急性痛 の評価は行動や機能などを測定することが最も正 確であると述べている
・OLL-Test は,(1)片脚立位,(2)片脚ホップを課題動作とした.
・判定基準として,3 秒間の片脚立位 が可能か,次に 3 回の片脚ホップが可能かを判定した.なお,片脚ホップはつま先が少しでも床から離れれば 1 回とカウントした.この際,各々の 動作が可能か不可能かでのみ判断し,対象が不安 感や疼痛により不可能であると申し出た場合はすぐに中止した.
・この結果から,片脚立位不可群(片 脚立位すら不可能),片脚立位群(片脚立位まで可 能だが片脚ホップは不可能),片脚ホップ群(片脚 ホップ可能)の 3 群に分類した


参考URL:
https://www.rinspo.jp/journal/2010/files/26-1/54-59.pdf


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