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空が飛べると想ってみる。「僕からと君へと」in日暮里 元映画館レポート

空が飛べると想ってみる。
虚実の境界線を探る実験企画
トークアトラクションプロジェクト
『  僕から と 君へ と 』企画構成 林灰ニ   製作 Oi-SCALE
https://stage.corich.jp/stage/192750

上記企画の日暮里verが11月30日(水)〜12月4日(日)@元映画館
にて開催された様子をレポートしたいと想います。

会場の様子。

2階から見た会場全体の様子。元映画館のスクリーンに映像、地面にチョークで文字を書いて、テーブルには間接照明とコースターを置きました。壁際には絵や写真の展示。カウンターでは僕がホットコーヒーを淹れて配りました。とても居心地の良い空間ができました。
スクリーン前の役者が物語を語るスペース。「I SPEAK 僕’s STORY」
テーブルに置かれた光る青い瓶。
ある展示品の影に絵を描いた隠れウサギ。

展示品の紹介。

フライヤーの挿絵を書いてくれたYoshimiNodaさんの作品7点+林の所有品。
フライヤーイラストにもなった井野おりこ作画の「ぶたっぱなくん」。林灰二の念写。Oi-CAMPERSの河童発見動画と、河童のミイラ。
林灰ニに淹れるミカドコーヒーコーナー。Oi-CAMPERSの代表作職務質問動画。時村雄大の「好きなもの」。大川原歩のリリースCD。八木井里緒の想い出の詰まった天使の椅子。
百地香織の想い出写真。横尾宏美のオイスケール関連のアートワーク。のんちゃんの家族の絵。
澤井裕太の「はぴば」シルクスクリーン作品をオイスケール前回公演「あの夏の暗い夜、虹の袂のエデン。」の衣装

僕の物語

観客にスクリーンで林灰二が語る「僕の物語」を鑑賞していただきます。

YOUTUBEで公開中です。是非ご覧ください。

Aプログラム 11月30日(水)19:30・12月3日(土)15:30

最前列がAプログラム6名
オイスケール井野おりこ。俳優を続ける10年間の想いを語りました。
廣川千紘。誠実に物語を伝えてくれました。
Fana。しもしも〜。
八木井里緒。全国に40人しか居ない苗字です。お母さんも来ました。
早見蛍。綺麗な声をした女優です。登場人物になって物語を語りました。
横室彩紀。裸足でありのままの声を聞かせてくれました。

Bプログラム 12月1日(木)19:30・12月3日(土)19:30

最前列がBプログラム6名
オイスケール横尾宏美。家族を持つ娘として母としての声を届けてくれました。
川崎桜。12月3日の回では6番手で登場。物語の途中で話すのを止めて、林灰二に「私はセリフを書いて欲しいのよっ」と、そこからは林とのトークバトルに。一番の異例な回になりました。
舞台上で誕生日をお祝い。はぴば!
やりやがった女優の顔です。はぴば!
時村雄大。昂る感情を表現。たまに伊勢谷友介さんに似てる時があります。捕まるなよ。
藤岡みゆう。2回目は一番手に丁寧に物語を伝えてくれました。
小川恵夢・メギーは物語を一人芝居で伝えました。
フォーマルに誠実に語る田辺学。子供の頃はいじめられて机に蝉が置かれていました。

Cプログラム 12月2日(金)19:30・12月4日(日)15:30

最前列がCプログラム6名
オイスケール澤井裕太。いつもサンダルです。
宇都宮功一。元河童です。
高橋唯子。保育士としての経験を通して物語を語ります。
林灰ニの大学の先輩、百地香織。2回とも6番手を担いました。物語を自分なりにセリフに落とし込んで語りました。
大川原歩。シンガーとしての活動を生かして、想いを歌いました。
村田アンナ。19歳。可愛いんです。なのに客観した大人な視野を持ち合わせています。

3プログラム。それぞれに僕の物語を伝言ゲームの要領で順番に語りました。語り手と聞き手以外は、寒い玄関で震えながら待っていました。
渡辺美里・イジメ・友の死・後悔・BELIEVE・・・、多くの物語の要素をそぞれの連鎖が生む化学反応で全く違う6人の物語の伝達が生まれました。

照明の千田実の仕事をする背中。
演者が通る花道に描かれた「空が飛べると想ってみる。」を英語で「BELIEVE YOU CAN FLY」と表現しました。演者と観客とこの場に集まったみんなで、思考を高く遠く深くへ。実験的な企画の体験を共有しました。
集合写真。林と照明千田を中心に出演者のみでこの空間を作りました。
次は12月17日(土)-18日(日)鎌倉駅近くのKATACOTOギャラリーで行います。

「僕からと君へと」について

実のある実験企画だったと想います。
また近日中に得た想いについて追記したいと想います。
このパフォーマンスが演劇と呼べるか、または何が足りないのか。
物語の価値とは何なのか。
ご来場いただいた皆様はこの貴重な体験の共有していただいて有難うございました。
「僕の物語」は動画公開されていますので、ご視聴いただいた方が、それを誰かに伝えていたいたらば、この芸術が起こした運動はまだ続きます。

12月17日(土)18日(日) KATACOTOギャラリー
鎌倉駅 西口5分 古い蔵をそのまま生かしたギャラリースペース。
チケット→https://stage.corich.jp/stage/192750

「空が飛べると想ってみる。」

▶︎演劇集団Oi-SCALE(オイスケール)の劇作家・林灰二を中心に台詞に支配されない物語を体感する空間の構築を模索する。

Oi-SCALEの活動と共に空が飛べると想ってみる。セリフに囚われないパフォーマンスが生むドラマを空間構築の一つのピースとして体感と共有と想像を軸にした作品提案を続けていきたいと想っています。


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