見出し画像

20240106向井秀徳アコースティック&エレクトリック@有楽町よみうりホール


はじめに

ナンバーガールが再解散して、1年。
ZAZEN BOYSのニューアルバムが、12年ぶりにリリースする。

2023年12月20日、突如、Spotifyに現れた「永遠少女」。YouTubeにはLEO今井による英訳詩字幕の付いた「永遠少女」のMVが上がっている。

「永遠少女」の強さ

私は2023年の夏の日比谷野音で、確かにそれを聴いていたはずだ。
しかし改めて自分の家でリリックを読み、繰り返すリフに耳を委ねたとき、向井秀徳の2023年を、同時代性を感じた。パーソナルな青春の思い出でも、冷凍都市への諦観でもない、あたらしい向井の世界。

君は 間違ってる / 人間なんてそんなもんだ
You're wrong / That's just human nature

ZAZEN BOYS - 永遠少女

2024年一発目のThis is 向井秀徳に、私は心躍っていた。

かんたんなレポート

有楽町よみうりホール

1000ちょっと入る、着席のホールである。
立川談志が独演会をやるような、ライブハウスとは言い難い、赤いふかふかした椅子。酒が飲めないのが残念。
こういう箱で向井秀徳はアコエレをやりたがりますよね。向井アコエレは、言わば向井秀徳独演会なのである。

セットリスト

アコエレワンマンは最近2部制をとるらしい。

第1部
M1 Yureru
M2 Water Front
M3 KU~KI
M4 NEKO ODORI
M5 PIXIE DÜ
M6 夏のユーレイ
M7 YOUNG GIRL 17 SEXUALLY KNOWING
M8 排水管(2番新制作)
M9 公園には誰もいない
M10 SAKANA
M11 はあとぶれいく

第2部
M12 The Days of NEKOMACHI
M13 KARASU
M14 ポテトサラダ
M15 前髪
M16 クソまみれで踊る
M17 Amayadori
M18 転校生
M19 天国
M20 OMOIDE IN MY HEAD
M21 永遠少女

アンコール
M22 サーカスナイト(七尾旅人cover)
M23 恋(松山千春cover)
M24 自問自答と見せかけてKIMOCHI(2番のみ)
M25 IGGY POP FAN CLUB

とりとめのない感想のメモ

第1部は夏っぽい曲が多かった。PIXIE DÜとかKU~KIとか、アコエレならではのナンバガ曲を織り交ぜつつ、多重録音を駆使したSAKANA、最後ははあとぶれいくで締め。良い。
排水管の歌詞の2番を書いたから聴いてみろ、という、いつもの向井節。

第2部も猫町、カラス、とアコエレ定番曲から、突如「これはアコギで初めてやる」と言って始めたポテトサラダ。
転校生、天国、OMOIDEのエモさ全開で畳み込んだ後の、永遠少女。強い。言葉が強い。弾き語りで、より際立つ。

アンコールはなぜかVaundyのマネでパーカーのフードを被って登場。こういうサブいところも向井秀徳だなぁと感慨深い。IGGY POPでぶち上がって大満足でした。

今後への期待

2024年一発目のThis is 向井秀徳、変わらないものと変わっていくものが共存する向井秀徳アコースティック&エレクトリック。

何より、永遠少女素晴らしかったな。ZAZENのニューアルバム「らんど」も楽しみです。めっちゃ聴こ。
例によって年度末の予定が立たず、ZAZENのツアーのチケットをまだ取ってないんですよ。なんてこった。遠征を視野に、年度明けを狙っていきたい。

最近は、好きなアーティストが自分と一緒に年を重ねてくれる幸せをしみじみ感じている。チバのお別れ会も仕事で行けないしな。

2024年のライブ初めとして、良い時間を過ごしました。ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?