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「洗脳される」についての考察

「洗脳」についての私なりの答え
(表題画像:クリエイターメイプル楓さん お借りします)

全ての物事で「言葉」の定義を知ることはとても大切なこと
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ちえ辞典

先日、私のセッションを受けてくださった方から、

「これって洗脳することもできるでしょ」

と質問をいただいた。

そのとき、私は洗脳の定義が理解できていないことを断り、
許可を得ていないことに関しては行わないです。

ということをお伝えしました。

ただ、その後もずっと考えていて、ようやく少し自分なりの答えが出てきました。

「洗脳」という言葉を調べると、「マインドコントロール」もセットででてきます。


参考にさせていただいたのは、こちらのホームページ
ご自身や息子さんの経験から、洗脳やマインドコントロールについて分析されています。

私は以前まで、こういった言葉だけでも嫌悪感がひどく、観るのも怖かったです。

ただ、今は私自身が目に見えない力を扱おうとしている。
いくら、物理学、量子力学で証明されていても、私自身がこれを悪用しようとすれば、できるかもしれない。

そのことに恐怖を感じ、自戒の意味を込めて、怖いけどちゃんと勉強することにします。

マインドコントロール」と「洗脳」の定義

私たちは「マインドコントロール」と「洗脳」という言葉を同義語のように扱いがちですが、学問上、
この二つは違う意味を持ちます。

また、「マインドコントロール」の和訳が「洗脳」になるのではなく、「洗脳」を英訳すると、
「ブレイン・ウォッシング(Brain-Washing)」になります。

「マインドコントロール」は、単に人の心を自由自在に操ることができる状態にすることです。

心理学などの技を使い、相手に自分を共感させるように仕向けます。

一方、「洗脳」には、もっと暴力的な要素が加わります。

洗脳する側は、LSDなどの薬物を使うことがあり、また暴力を振うなどして、相手に服従を強要します。

ですから、洗脳されるまでの過程で、犯罪行為に等しいことが多く行われるのです。

しかし、洗脳の方が、そこから脱するまでの過程がまだ楽であるとも言われています。

洗脳の場合は、暴力的な環境から解き放たれれば、そのことだけで心理状態の改善が見込める場合が多い
という説があるのです。

マインドコントロールの場合は、自分の心が他者にコントロールされていたことを受け入れること自体が
非常に困難です。

気持ちの隙間に入り込み、価値観そのものを一度変えてしまったら、元に戻すのは大変な作業になるのは必至です。

一方、洗脳では強烈なトラウマが残る可能性もあり、マインドコントロールと洗脳の双方とも、精神的な回復には
長い時間を要します。

http://www.mctrl.net/

私は、「洗脳」が一番怖いと考えていたけれど、これを読むと、「マインドコントロール」のほうが怖いですね。

「マインドコントロール」

正直、心理学を幼い頃から学んでいた私。

自分自身を守るために意識的に活用することのほうが多かったですが、

(例えば、"無視”の心理。人は自分の存在をないものとされることに恐怖を感じる事を知り、小学生の頃、いじめっこ集団のターゲットになり1人でいるところを多人数で叩いたり、蹴ったりしてきた時、私は何も言わず、スッと立って、そのリーダーを見つめたまま、一言も発さず無視して続きの作業を始めました。すると、リーダー格の人物が、「おい、もう行こうぜ」と、以降、ターゲットになることはありませんでした。などなど)

心理学って、人間心理(人の心の動き)の原理原則を知る。
という学問だと私は考えています。

(人の心の動きは目に見えない、目に見えない学問のため心理学をスピリチュアルと捉える考えた方もあります)

「単に人の心を自由自在に操ることができる状態=心理学を活用する」

これについて、私的には「そうなんだろう。だがしかし、」なんです。

私自身は、心理学を相談援助の場面でもフル活用していました。

例えば、クライアントさんとお会いしたときに、足を組んでおられたり、腕を身体の前でクロスされていたり、腕組みをしたり、という場面を見ると、「仕草の心理」状態では、「拒否、警戒」などの意味合いがあるので、まずは、本題(支援の本題)に入らずに、アイスブレイク(世間話や自分を知ってもらうような話し)から始める。

など。

こんな感じで、相手の心情を読み解き、お相手が心地よくいられる場の提供を行うという感じ。

相談援助の仕事の場合、「信頼していただく」「信頼関係を築く」ことは、一番重要なことで、この”信頼”なくしてはお相手を"より良い状態に導く”ことはできないからです。

ただ確かに、人との"信頼関係を築く”ことに心理学を活用しているからこそ、私たちには倫理綱領が法で決められていました。

「信用失墜行為の禁止」
「クライアントの利益最優先」

など。

つまり、クライアントの利益にならないことのために、自身のもつスキルを活かすことはしない。

=悪用しない。

自分の(利己)利益のためには能力を使わない。
ということ。

私の弟が「心理学は怖い、騙される!!って思ったら怖くて勉強をやめた」

と話していたことがありました。

そのときに私は「心理学は自分と相手を守るためのものだよ」と伝えました。

その想いは変わらないし、もし、仮に誰かから「その持っている知識を活かしてお金儲けしないか」と声掛けられたなら、

「お金儲けのために心理学を活用し、心理学への信頼を無くす行為をするくらいなら、私はお金が無い状態を選びます」とハッキリ言える。

幼い頃助けていただいた「心理学」へのリスペクトを忘れたくない。

「洗脳」について、色々な情報を集めてみましたが、やはり、

「暴力行為」
「監禁(拘束)」
など、人間をギリギリの心理状態に追い込む。

という意味合いが強いようです。

名前をあげるのも怖いですが、社会を震撼させる事件を起こした方なども、この手法を使われていました。

ダメだ。想像だけで怖い。

私も20歳くらいの頃に、一度、あるフリーマーケットに行ったら、1人のおばさまに呼び止められ、奥の席に座らされ、そこから人が次々でてきて囲われ、2時間くらいセールスを受け、トイレに行きたいと言っても出させてもらえず、20万くらいの契約を結んでしまい、すぐに警察に相談しクーリングオフした経験があります。

同じように、これまでの人生で、何度も逃げられない状態になり、契約してしまう。というシチュエーションはありました。

「もう絶対にこんな目に遭わない!!」

と思うのに、自分自身でいっぱいいっぱいや、藁にもすがりたい想いの時

なっちゃうんです。こういうパターンに。

「洗脳」かぁ。

どうしたら私は「洗脳」しないようにできるんでしょうか。

・脅し、脅迫行為(~をしないと不幸になる、~の悪霊がついている)
などは、120%言わないです。だって、そんなん分からないし。
言ったところで、何も良い方向に物事は進まない。

・いつでも逃げられる空間を作る
zoomならすぐに退出、対面ならドアを開ける(クライアントさんの許可があれば)

・信用されている方と一緒に来ていただく(zoomも信用されている方と受ける)

・断定的な言葉を使わない(これは大切かもしれない。ハッキリとした形で入ってくるものもあるけれど、伝える時には~のように感じとれますね。のほうが、お相手の選択の自由を奪わない)

・藁にもすがりたい、方のセッションはよほどの信頼関係がない限り、受けない。(私自身その方が、今、影響を受けやすいなとか、依存になりそうと感じたら受けない、ということも大切だ)

・私から、セールスは一切かけない。
(これは徹底しよう。この人の役に立ちたい!!とどんどんやりたくなってしまう。けれど、お相手から望んでいただかない限りは行わない)

・自分が何を考え、何を行動しようとしているか、理解してください、ではない。興味をもっていただき、私という人間を知っていただく努力を惜しまない。

・何より、信用を失う言動、行動を行わない。

今、私は社会福祉士で働いていた頃よりも、はるかに「常に張っている」状態でいます。

そして、セッションのご予約をいただくと、その日から緊張しています。

前日、当日、お会いする直前。

緊張が爆発して、泣きたいくらいの気持ちになっています。

もちろん、社会福祉士として働いて居た頃が、ええ加減なことをしていたわけではありません。
それなりに、緊張をしていたし、張った状態でいました。

ただ、今はそれと比べものにならないくらい緊張する。

これがどこから出ているか。

社会福祉士の頃、この「何者かが分かる(国家資格であることの信頼感)」が後ろ盾になっていました。

そして、倫理綱領、行動規範と、怠れば罰則があり、法で定められていました。

今、私が行っていることは、国家資格ではありません。

一般的な法令遵守は当たり前に守られるものですが、国家資格に比べれば比較的自由です。(一般的な法令遵守に+して国家資格としての法令遵守がありました)

1人の人間

として

品格、人格が見られている。

さらに

「私の言葉、行動1つ1つが、1人の人に与える影響の大きさ」

このことを強く実感しているからこそ、

とても怖いです。

自分を律すること。

自分が、お金(物質エネルギー)へ目がくらめば、いくらでも悪用できる世界でしょう。

自分の存在価値を高めることで、ビジネス集団を作り上げることも可能でしょう。(実際に、今でももっとお金とったらいいやんとか、なんか儲かる仕組みつくれそうやから考えたい、なども声かけられます)

今後、お金という物質的なものが必要になることもあるかもしれない。
(夢は1億稼いで、1億寄付して控除額で生きるだから )

だからこそ、本来の目的をぶらさない。

・皆が豊かになることを目的としている

・利他(人の利益)と利己(自分の利益)のバランスを崩さない

ことを最大の自分の利益とすることだけを必ずぶらさない。

ただただこれを守ろう。

今は、これだけだ。



私の原点はここ。

ただ、「生きろ」じゃない。

よりよく生きる力を自ら身につける方法を伝えること。

そうだ。

私の自戒

原点に戻る。つねに、毎日。どんなときも。


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