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木の下で実験しているイメージからの木下実験室。

料理は実験。

この野菜にはきっとあれを合わせてみたらいいんとちゃうか。

これをヴィーガン的に変換するとあれでいけるんちゃうか。

これを、地元の食材に変換するとあれでいけるんちゃうか。

これを、グルテンフリーでやってみたらおもしろいんちゃうか。

これを、五葷抜きで作ってみたらおもしろいんちゃうか。

この野草はスモーキーフレーバーあるからきっとアレにいけるはず。

バカみたいに手間かかるけどどうしてもやってみたい。


時間に追われて効率を求めるのでもなく、

リスクを取らずに安全パイを取るのではなく、

できるだけ実験感覚で遊ぶように、歌うように料理がしたい。

そういう気持ちをちゃんと大事にしたくて、実験室です。

しかも、木の下の。


素材から得たインスピレーションを、

食べる人がまたなんとなく感じ取って、

一皿と、野菜と、対話すると、

自然と心にじわっと染み渡るはず。

人+木=休

ちょっと変わった素材の組み合わせで

自分のための時間を楽しんで、

ほんの少しだけ心が浮き立つような、

そんなことを食を通じてやってみています。

おいしいものがあることは、それだけで心の支えになる。

おいしいものを作っている人が、ずっと作っていけるように、

その景色も一緒に食べていけるように、

祈りを込めながら、小動物みたいに小さく、つつましく。

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