ブレイクブレイド最終巻

ネタバレあり知ってる人向け。

先日最終巻2巻が同時発売されました。

とても好きな漫画でした。

ちらっと感想的なものをね。多分読んだ方々と全く同じ気持ちだとは思います。

最終の19、20巻。ウキウキで書店に買いに行って今までの単行本と厚さがあまり変わらず少し不安になりながらも帰って読みました。

急に完結決まって、決まってから最終巻が出るまでがわりと早かったこと、2巻で終わらせるには残っていることが多すぎるあたりからアッサム編終わって端折り気味でもある程度まとまってくれればいいやぐらいの気持ちではありました。

感想としてはなんとも言えない。これにつきます。

アッサム編の終わりとしてはいいと思いました。

星倒して｢プレデリカ｣が何なのかも判明して一応アッサムも平和になってで。

物語の最終巻としてはあまりにもなんとも言えない。

そもそもあくまでメインはクリシュナとアテネスの戦争のなか、少し主軸から外れるアッサムの話で終わること自体がまずなんか違うなと思わずにはいられませんでした。

ゼスとの最終決戦が見開き1ページでデルフィングと新型エルテーミスが壊れて見つかりましたで終わっていて泣きました。見たかったんですよその戦闘。

個人的にとても知りたかったデルフィングがどんな存在で何故作られたのかは文字でのフォローもなく、各人の妄想で補完するしかないのは本当に悲しかったです。

デルフィングが作られた遠い過去に石英を動かせる新人類(？)と動かせない旧人類(？)で戦争があって技術力では勝っていた旧人類側の機体だったのかなと個人的には思ってます。

もしくは惑星規模で何かしらが起きて人類が石英を操れるようになる種としての進化(変化)がおき、その進化に取り残された人類達が環境の変化に耐えられず消えていく中、環境変化の現況を叩くための技術の粋を集めた機体あたり。(滅びの)運命に抗おう的な。

初起動時にホズルや衛兵達を｢不特定生物｣と表示していたのでもしかしたら石英を操れる人間が現れるよりも前の機体であり、石英を操れる人間を知らないからそう表示していたのなら、自分の妄想も違ってきますが。

何はともあれもうデルフィングが何だったのかもわからないです。

しかもカバーのプレデリカ王女を見るにまたアッサム荒れていて特にどこも平和になっていなかったり。結局プレデリカ身バレしたっぽいですし。プレデリカ好きだったので完全に贔屓ですが嘘をつき続けて欲しかった。

結局ライガットとシギュンはともかくゼスとホズルがどうなったかも分からないのも残念でした。仲良し4人が戦争に引き裂かれるって話でもあったので全員がどう着地したのかも知りたかったです。

要はでまとめると自分が見たかった部分、ゼスとの最終決戦、デルフィングの正体、オーランドがどんな国か、ミゾラム要塞に張った有能しか気が付かないゼスの罠、古代人が抗う｢運命｣とはなんだったのかあたりがほぼ全スキップされていて、最終2巻のメインだったアッサムも大して平和になって無いという本当になんとも言えないないというのが自分の感想です。

突然話が1年かそこら止まり、いきなり最終回になり、急にポコッと新刊がでて、なんとも言えない終わり方をした。とても好きだっただけに正直あまりにも残念でした。

ベタですけど｢折れたフレームはよく刺さる｣でかっけぇ…してましたし、ボルキュス戦の暗闇でデルの目が光って起動→1直線になるよなぁ→一騎打ちでジルグの戦い方で逆転のところはあまりにもかっこよすぎて86713767137675186回は読みました。

旧校舎でゼスと戦った時の強くなりすぎているライガットに｢お前は誰だ…？｣とゼスが零すシーンも好きです。

プレデリカが撃たれた時の頭を狙ったのは腕に自信があるか素人。お前は外したけど私は外さないのところも強者すぎて好きです。

デルは破損しても直せないせいでどんどん弱くなっていくなか、ライガットがどんどん強くなっていくから結局強いのも好きでした。

国のため戦う思いからくる強さを持ちつつもライガットにどこかへ連れていってと頼んでしまう弱さや街で人と触れ合ったり助けてくれたライガットに恋したり年相応の女の子してるプレデリカというキャラも好きでした。

億回書きますが本当に好きだっただけに完結お疲れ様でしたよりこれが最終巻…が来てしまいました。

読むだけの人間なので作り手側の苦労は実感としてはわからないですが、ova企画なども消えてしまってもいたので、｢ブレイクブレイド｣をこれ以上続ける気力がなくなってしまったのかなと思ってはいます。完全な想像であり真実はどうかわかりませんが。

吉永先生がTwitterでいつかなんで終わったか話せるといいなみたいなことを仰っていたのでいつか教えてもらえるといいなと思ってます。あとデルの正体。

すごいまとまりのない文なあたりお察しかとも思いますが、ほんとーーーーーーーーになんとも言えん終わり方でちょいなえ気味にぼーーーっとしてます。

意識が戻ったら追記するなり書き直すかもですが読んでくれた方ありがとうございました。

いや～～～～～～～～～～～～～～～～