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C;ON(シーオン)はなぜ売れたのか

前回の続きです。

タイトルが気になって来た人は最後の方の『さだふみとゴウシ先生』からご覧ください。


今回は2023年10月18日~2024年5月6日(LINE CUBE 渋谷でのライブ)までの内容になります。

前回(2020年11月22日~2023年10月17日まで)はこちら

2023年10月17日に開催されたZepp新宿ワンマンが満員御礼。
Zepp新宿を満員にするミッションをクリアした為、無事に無料ツアーが開催された。

〈全国完全無料ワンマン & New Album“STOR;ES”リリースツアー“plus;one”vol.2〉

11月09日(木) 栃木・ヘブンズロック宇都宮VJ-2
11月10日(金) 群馬・前橋DYVER
11月13日(月) 岐阜・柳ヶ瀬ANTS
11月14日(火) 愛知・大須RAD HALL
11月15日(水) 大阪・ESAKA MUSE
11月17日(金) 広島 ※前回キャンセル分
11月18日(土) 博多リリイベ2本
11月20日(月) 鹿児島 ※前回キャンセル分
11月21日(火) 福岡・INSA
11月24日(金) 仙台・MANACA
11月27日(月) 東京・unravel TOKYO(女性限定)
12月03日(日) 東京・I’M A SHOW 1部
12月03日(日) 東京・I’M A SHOW 2部 ※ツアーファイナル

私は11/9栃木、11/10群馬、12/3東京の1部と2部に参加した。
栃木と群馬は平日にもかかわらず、どちらも整理番号が150番ぐらいまであって驚いた。
ちなみに私の整番はどちらも100番以降・・・人気の高まりを嫌でも実感した。

しかし、2名で応募した東京の1部の整理番号は1と2!!!!!
最初は何かの間違いかと思ったが、本当に一番最初に入場できた。
400席ある会場の最前ドセンに座る機会は、今後のシーオンの規模を考えるとこれが最後だと思う。
ちなみに友達が応募した2部の整番は360番台。最後方の景色も楽しめた。

ライブの内容は、11/8に発売されたアルバム「STOR;ES」に収録された曲を上から順番にやるというもの。
普通のアイドルグループだったら「アルバム聴けばいいじゃん」となりそうだが、
そこはシーオンさん。
生歌、生演奏、ライブ用のアレンジで何度ライブで聴いても飽きることが無い。

極めつけはラストの灯。
曲の後半、マイクすら使わず、完全な生声での歌唱。
これは本当にシビれた。

沖縄オフ会ツアー

翌週の12月9日と10日はファンクラブ限定の沖縄ツアー。
参加費は、ホテル、食事、バス、ライブ、その他もろもろ込みで78,150円
それと各自で往復の飛行機代。私は38,870円だった。
あわせて12万近くと金額は高いが、内容はお値段以上だった。

詳しいレポは割愛するので、興味がある人は
こちらの素晴らしいレポを見てほしい。

特にすごいと思ったのが、バスの移動中も含めて
シーオンメンバーが極力ファンと一緒にいようという姿勢。
ファンを喜ばせようという想いが伝わってきた。

これはずっと秘密にしていたけど、もう時効だと思うので書いちゃう。
1日目の夜、最後まで待たされたお部屋訪問も終わって23時近く。
先に終わったオタク仲間はとっくに酒盛りを始めていたが、今から合流するような時間でもない。
せっかくの沖縄だし〆のステーキでも食べに行くことにした。

ホテルのロビーに降りたらしおんさんとアミチャンが居たので
「これからステーキ食べに行ってくるね~」
と声をかけて、少し遠くの住宅街にポツンとあるステーキハウスへ歩いて行った。

店に入って席に案内されたら、まさかのシーオン御一行様と遭遇。
さっき別れたはずのしおんさんとアミチャンも後から遅れて登場。
真後ろのテーブルにしおんさん達とマネージャーさん達が。
斜め隣のテーブルに愛佳とせあたむが。
完全に包囲された。

こっちもプロのオタクなんで、メンバーなんて見なかった事にして
ステーキが到着したらいつも通りにアクスタを並べて写真を撮り、
目の前に居る人をタグ付けしてツイートした。

「ああやって撮ってるんだね~」
って愛佳みたいな声も聞こえたけどたぶん幻聴。

無事に食べ終わり、会計をしてそそくさと帰ろうとした所をシーオンスタッフさんに発見される。
結局メンバースタッフ総出で「また明日ね~」とお見送りされて嬉し恥ずかし店を出た。

ちなみに。

翌日、愛佳に会うなり怒られた。

「どうして愛佳がトイレ行ってる間に帰っちゃうの??
 愛佳もお見送りしたかった!!!!!!」

そんな怒られかたある??

ステージ上ではあんなに格好いいアーティストなのに、
普段の姿はおこちゃま。もはや赤ちゃん。奇跡の子だね。

聖誕祭☆聖奈る夜の舞踏会@横浜ブロンテ

12/22(金) 平日の18時にみなとみらい。
普通に仕事をしていたら定時ぴったりに帰っても間に合わない。
午後半休を取って参戦した。

自分の整理番号は20番台だが、こういう平日の早い時間のライブは遅れてくる人が沢山いるので15番目ぐらいに入れるかな~?って思っていた。

まさか1番から20番台まで誰一人欠けること無く全員来るとはね。
シーオンオタクをなめてた。

せあ生誕は歌って踊る聖奈さんが見られる貴重なライブ。

聖奈さんは、たとえユーフォが無くてもアイドルとして十二分にやっていけるポテンシャルを持っている。
可愛くて歌もうまくて格好良くてすごい。

2023年末2024年始

2023年の年末
去年までのシーオンレコード大賞ライブは無かった。さみしい。

急遽、FC会員限定で楽曲投票が開催された。
シーオンレコ大を望む声があまりに多かったのか、投票だけでもやる事にしたと思われる。

一応、ファンクラブ限定コンテンツなので、結果は非公開。
私にDMで聞いて貰えたらお教えします。

2024年になった。

チャンスを1つずつ掴んでいった22年
地下アイドル界を駆け上った23年

今年はどうなるだろうか。
「売れたor売れ始めた24年」になってほしい。

C;ON presents two man Live Show "C;ON's Love Call vol.2"@キネマ倶楽部

1月8日~12日までの5日間はそれぞれ5組の相手とツーマンライブ
そして13日はシーオンワンマンライブ。
6日連続キネマ倶楽部でのライブとは、ずいぶん攻めた。

2024年1月8日(月祝)
ゲスト:荒井 麻珠

2024年1月9日(火)
ゲスト:東京女子流

2024年1月10日(水)
ゲスト:MOS

2024年1月11日(木)
ゲスト:フィロソフィーのダンス

2024年1月12日(金)
ゲスト:CANDY TUNE

対戦相手もかなり攻めた。
ソロシンガー、管楽器ガールズユニット、実力派アイドル、王道アイドル。
そのすべてが格上の相手。
正直よくブッキングできたと思う。

荒井 麻珠さんやフィロのスさんとのコラボ,、楽曲交換も良かったが、
なかでもMOSさんとのコラボは圧巻だった。
管楽器が増えたことによる音の厚みと、なによりMOSさんのステージングが本当に楽しそうでこっちまで熱くなった。
またやってほしいと切に願う。

C;ON One-Man Live”s;ckkkkk!”@キネマ倶楽部

そして最終日の1月13日
事前に『重大発表』が予告されていたが、
ついにエイベックスからメジャーデビューする事が発表された。
5月6日のLINE CUBE渋谷ワンマンで正式にメジャーデビューらしい。

エイベックス。
日本のメジャーレーベルの中でも有名な所だ。
そこからデビューするのか。
具体的にどうなっていくのか想像もつかない。

ただ、完全にエイベックス所属のタレントになるわけではないとのこと。

レコード会社はエイベックス
マネジメント会社は今まで通りTOIL&MOIL

いわゆる専属実演家契約を結んだと思われる。

急に知らない契約が出てきたので調べてみた。

基本的には1年か2年の契約で、その間はエイベックスからしかCDをリリースせず、契約期間中にCDをn枚リリースしますといった感じの内容らしい。

CD制作、MV作成、CD販促などにかかる費用はエイベックス持ち。
その代わり売上もエイベックスが貰う。(1%は歌唱印税として分配されるかも)
ライブやその他の活動での利益の分配は、契約によって様々らしい。

最大のメリットとして
レコード会社による日本全国へのプロモーション(インストアイベントや各地のライブイベント等へ出演)
テレビ、ラジオ、広告代理店との繋がりによるメディア露出
なんかがあるらしい。

エイベックス側の手ごたえが良ければその次の年も契約更新。
全然だめだ、となれば契約解除だろう。この辺は多分シビア。

一方、ライブ主催、ブッキング、チェキ撮影、グッズ制作なんかは引き続きマネジメント会社の役割だと思われる。

なんにしても、日本のメジャーレーベルからデビューするという偉業が発表された。
データは無いけど地下アイドル500組にひとつデビューできるかどうかって確率なんじゃないかなぁ。
それも7年やってきてようやく、なんていうパターンは限りなくゼロに近い。
おめでとう、C;ON。


【Road to LINE CUBE!! C;ON LAST Indies Single”月逢夜/S;ckkkkk”発売記念イベント】

2月からはリリースイベントが始まった。
メジャーデビュー前、最後の自主製作CDとのこと。

【日時】2024年2月10日(土)13:00/16:00
【会場】MAG’s PARK (MAGNET by SHIBUYA109屋上)

【日時】2024年2月11日(日)18:30~
【会場】汐留シオサイト地下歩道

【日時】2024年2月12日(月祝) 13:00/15:30
【会場】ららぽーと柏の葉 本館2F センタープラザ

【日時】2024年2月14日(水)19:30
【会場】タワーレコード新宿店 9F店内イベントスペース

【日時】2024年2月23日(金祝)13:00/15:30
【会場】ららぽーと横浜 セントラルガーデンKiLaLa

【日時】2024年2月25日(日)13:00/15:30
【会場】ららぽーと新三郷 1F スカイガーデンステージ

【日時】2024年3月3日(日)13:00/15:30
【会場】埼玉・イオンモール川口 1階センターコート

【日時】2024年3月9日(土) 11:00
【会場】キャナルシティ博多 サンプラザステージ

【日時】2024年3月10日(日)18:00~
【会場】大阪・ヨドバシカメラマルチメディア梅田 2Fイベントスペース

【日時】2024年3月16日(土)13:00/16:00
【会場】錦糸町マルイ 1階店頭スペース(屋外)

【日時】2024年3月17日(日)13:00/15:30
【会場】大宮ステラタウン1階メローペ広場ステージ

【日時】2024年3月20日(水祝)13:00/15:30
【会場】高崎オーパ 2Fペデストリアンデッキ

【日時】2024年4月6日(土)13:00/15:30
【会場】デックス東京ビーチ3Fシーサイド広場

【日時】2024年4月7日(日)13:00/15:30
【会場】イオンモールむさし村山 1階ノースコート

【日時】2024年4月12日(金) 1部:15:30/ 2部:18:00
【会場】池袋・サンシャインシティ 噴水広場

1都6県1府、合計15会場
最後はあのサンシャインシティ噴水広場でフィナーレ。

平日にも関わらず沢山のファンが駆けつけていた。
地下アイドル「C;ON」の締めくくりに相応しい。

「LIVE EMPOWER CHILDREN 2024 supported by 第一生命保険」

2024年2月15日(水)
東京国際フォーラム ホールA
「LIVE EMPOWER CHILDREN 2024 supported by 第一生命保険」

主催:一般社団法人Empower Children(≒エイベックス)

タイトル協賛:第一生命保険株式会社
特別協賛:EPSグループ(EPSホールディングス株式会社、イーピーエス株式会社、株式会社EP綜合、株式会社EPファーマライン)、株式会社HIROTSUバイオサイエンス
協賛:エムケイ株式会社、総合メディカル株式会社、日本工学院ミュージックカレッジ、三井住友海上あいおい生命保険株式会社
サンプリング協賛:住宅情報館株式会社、TOPPANエッジ株式会社、株式会社山口油屋福太郎
特別後援:株式会社朝日新聞社
後援:厚生労働省、株式会社ニッポン放送、TOKYO HEADLINE、株式会社毎日新聞社

あえて協賛企業をずらずらと記載した。
なぜなら地下アイドルのライブでは見ることができないからだ。

出演者:石井竜也、大原櫻子、きゃりーぱみゅぱみゅ、倖田來未、ゴスペラーズ、SAM・ETSU・CHIHARU・DJ KOO from TRF、C;ON、Da-iCE、東京スカパラダイスオーケストラ、BUDDiiS、ピコ太郎、FANTASTICS、FRUITS ZIPPER、moumoon(50音順)
特別出演:つんく♂
MC:天野ひろゆき(キャイ〜ン)/熊谷実帆(ニッポン放送アナウンサー)

そして出演者。
あまりにも有名人すぎる。

レコ大の最優秀新人賞を受賞し飛ぶ鳥を落とす勢いのFRUITS ZIPPERですら
このメンツの中だと「きゃりーぱみゅぱみゅのバーターかな?」となってしまう。

とんでもない所にシーオンが呼ばれたのである。

ちなみにこのライブは、たしか沖縄オフ会が終わった直後の2023年12月11日に発表された気がする。
当時はメジャーの情報などなく、出演できる理由も不明。

このライブの主催がエイベックスなので、
「ついにエイベックスからメジャーデビューか!?」
なんて冗談半分でオタクたちはワイワイしていた。
本当にそうなっちゃったね!!
(デビューが決まった今でも、なぜこの時に出演できたのかは不明)

この日は2番手の出演で、持ち時間は10分ぐらい?
「Last Order」「Now or Never」
この2曲とMCだけだ。

それでも、「この日に見て気になったのでLINE CUBE来ました」という人が実際に居るのだから
どんなに条件が悪くても出演することに意味がある。
 ※どうやら全組持ち時間は10分ほどとの事

今のシーオンなら見てもらえれば気に入ってもらえる魅力がある。

主催ライブいくつか

2024年2月16日(木)
FC限定バレンタインライブ

この日はZEPP新宿で別の予定があった為、行けてない。
Vates.やかこしおあみもやったようで、羨ましい。

2024年3月15日(金)
女性限定ライブ

今回で女性限定は3回目かな?
良い傾向だし今後もどんどんやった方がいい。
隔月定期開催でも良いぐらい。
女性ファンの拡大は人気の拡大に直結する。

2024年3月23日(土)
『絹井愛佳18歳!なんとか高校卒業できました!』
SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

小、中、高と学生だった愛佳もついに高校卒業。
これでメンバー全員が100%シーオンに集中できる体制になったともいえる。

2024年3月24日(日)
『C;ON ONEMAN LIVE “Jo;n us??”』
SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
第一部、第二部

自分は第一部に参加したはずなのだが、道をやった以外の記憶が無い……
かろうじて「もしも」が印象的だった気がする。

そういやこのライブはペアチケット限定販売だったね。
独り身にはなかなか辛い販売方法。
これも「カップル参加」「女の子同士で参加」を促す施策だと思われる。
自分の隣の席も、まさにカップル参加(おそらく新規オタク)だったので一定の効果はあったと思う。

ビルボードライブ

2024年4月1日(月)
C;ON 1manLIVE
at Billboard Live YOKOHAMA
〝JAZZ SESC;ON〟

ビルボード横浜でのワンマンライブ。

ビルボードでライブするには厳しい審査があるとの事で、
品川ワンマンやZEPP新宿など、去年何度もビルボード関係者の人がライブを見に来て、ついに許可が出た。
しかも地下アイドルがビルボードに立つのはほぼ初めての快挙らしい。

お酒好きなら
「洒落た音楽バーで良いお酒を飲みながらシーオンを聴きたい」
と一度は思ったことがあるはず。
今回それが実現した。

生バンド生演奏生歌唱
ロックグラスをカラカラ回しながら乾きものをつまみつつ
幸せってこういうこと。

アンパンマンの歌(ジャズアレンジ)すごく良かったのでまた聴きたい。

もしも

2024年4月20日(土)

『もしも』のMVが公開されたのだが、映っているのはなんとCANDY TUNEの立花琴未さん。

シーオンの曲なのに、シーオンメンバーが一ミリも出てこない!
しかも出演者が事務所も全く違う現役アイドルグループのメンバー!

これには驚かされた。
メジャーデビューより驚いた。
今までやってきた施策の中で一番驚いたと言っても過言ではない。
よくこんなことが実現できたなと感心する。

地下アイドルグループ同士でコラボする、なんてのはたまに見かけるけど、
今をときめくアソビシステムの「FRUITS ZIPPER」その妹分である「CANDY TUNE」
ここと縁を結べたのは本当に凄い。

まずファン目線から語ると
シーオンファンはMVを見る。立花琴未が好きになる。CANDY TUNEに行ってみたくなる。
ここまでは周囲のオタクで実際に何人も観測できた。

きゃんちゅーファン、その中でも立花琴未ファンは確実にMVを見る。C;ONの曲が耳に残る。C;ONに行ってみたくなる。
こっちは知り合いにオタクがいないので観測できていないが、自然に起こりうる流れだと思う。
この時点でもうWin-Win。
お互いのファンが拡散すればするほど、お互いにファンが増えていく好循環。

続いて業界目線
なんといっても業界内のシーオン認知向上である。

「面白いことやってるな~」って思う人は多いだろうし
アソビシステム社内でも多少はシーオンの認知が上がるだろう。

今後。アソビシステムが何かのイベントを打つ際に
「そういやシーオンって居たな~声かけてみるか」
なんて2%ぐらいの確率で思い出してもらえたら!

可能性は低くとも、ゼロじゃないだけで凄いと思うんだ。
今回のコラボを実現した人は天才だと思う。

とりあえず、またきゃんちゅーさんとツーマンライブやって欲しい。
どんどんコラボとか友情出演とかして癒着してこ。
事務所もレーベルの壁も超えてツーマン全国ツアーとかしよ。
お互いにビッグになってこ。
妄想が広がる。

LINE CUBE 渋谷 メジャーデビューライブ

2024年5月6日(月/祝)
C;ON MAJOR DEBUT ANNIVERSARY ONEMAN LIVE
会場:LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)

そんなこんなで辿り着きました。メジャーデビューの日。

1階席の前から6列ぐらいがVIP席(2万円。豪華特典付き)
それ以外の席は1階も2階も完全無料!

とはいえLINE CUBE渋谷は2000席ぐらいある。
前回、死ぬ思いで集めたZEPP新宿が1139人。
その1.8倍ぐらいの人を集めないといけない。

さすがに今回は満員にするの難しいか?
なんて思ってたら、かなり早い段階で無料チケットの申し込みが打ち切りに。
あまりの速さで逆に不安になった。

タダだからとりあえず予約→当日いけません忘れてました予定入りました興味なくなりました
みたいな事になって、空席祭りだったらどうしよう。
まあ心配したところでオタクにはどうする事もできない。

当日、昼。

無料チケットの人は並んだ順で早い整理番号の入場チケットと引き換え。
少なくとも300人以上は開始前に並んでたみたいね。

グッズは事前物販で色々と売り切れ。ガチャも早々に売り切れ。
開場後に物販スペースに行ったけど、Tシャツとか残っていなかった。
オタクの購買力が高いのか、運営の見込みが甘いのか…
(後日、改めて一部グッズが通販で追加販売された)

VIPチケットで早々に入場。
まだ人が居ない会場をぐるっと見回すが、広いこと広いこと。
ZEPP新宿とは比較にならない広さ、奥行き、天井の高さ。
こんな場所が埋まるのかまた不安になった。

ひまなので2階席も確認。
2階席の正面前方(一番良い場所)は関係者席になってた。
2階からでもステージは良く見えるね。

3階席にも行きたかったが関係者専用で入れなかった。
どうやら3階は家族親族友人、2階は業界関係者向けの席だったのかな。

ライブ開始の時間が近づくにつれ、客席がどんどん埋まっていく。
ヤバい。
全然オタクがいない。
ヤバい。
一般人ばっかり。
ヤバい。
女性多すぎ。
ヤバい。

VIP席の周囲だけはオタク濃度の高いヤバい空間だ。
安心する。

いよいよライブスタート!
詳しいレポは割愛するけど、全23曲、2時間45分の大ボリューム。

Last Orderに始まりLast Orderで終わったが、この2曲は全く違う曲だった。
例えるなら自己紹介と集大成。

セットリストも実によく作られていた。
カバー曲が3曲もあったのも特徴的。
エロティカセブンなんて、もはやシーオンの代表カバー曲。

INVADERとAddictionで圧倒的なパワーを見せたと思ったら
道で圧倒的に聴かせてくる。

JAZZセッションからの月逢夜でムーディに
Ride on Timeからの疑事無功でスタイリッシュに
あなたのせいからのもしもからの曖昧でセンチメンタルに
S;ckkkkk、なうねば、Noisyで盛り上がりは最高潮に

シーオンがいま出せる色を全部見せてきたよね。

その様々な色を使って描かれる、Canvas。

言うこと無し。最高のメジャーデビューライブだった。

ライブ途中のMCコーナーで後ろを見渡してみたら
1階の奥も2階も3階もたくさん人が居た。
満員。
無料チケットの人も大半は来てくれているようで安心した。

ライブの終わり際に重大発表が二つ。

一つ目は、秋にメジャーデビューCD発売決定。

二つ目は、2025年2月15日(土)にパシフィコ横浜でワンマン決定

パシフィコ横浜 国立大ホール 最大収容 5002席
LINE CUBEの2.5倍
これはまた頑張らないといけませんね。

メジャーデビューCDの方も、当初はそれこそ5月発売を考えてただろうけど
たぶん、エイベックスが用意していた楽曲のクオリティが低かったんじゃないかな~
もしくは、シーオンの事をあまり理解していない曲だったか。
「え!楽器ってこんなに主張するの!?」
「ユーフォニアムでソロ!?」
知らない人からしたら驚くよね。

というかシーオンの制作陣。
メジャーデビューしたら自由に曲作りできなくなるからって、あなたたち楽曲の難易度上げすぎじゃないですか!?
好き勝手に!
編曲までこだわりまくって!
地下アイドルがライブでやる曲じゃないよ!!!!
最高だから許すけど。

「うちらインディーズでこんだけ作ったんで。
エイベックスさんならもっとできますよね?」

その結果、秋。

知らんけど。

ライブ中のMCで関係者に全力アピールしたのも面白かったなぁ。
わざわざ一番見やすい良い席に関係者様を座らせて。
あのクオリティのライブを見せられた後におねだりされたら言うこと聞いちゃうよね。

むかし、@JAMのイベントで、シーオンだけクソデカクソダサ名札を首からぶら下げ関係者にアピールしまくってた頃から変わらない貪欲な姿勢。
そういうの大切。
@JAMの橋元さんは見に来てたのかな?シーオンを見つけたのはオレだ!って自慢してるかな?

知らんけど。

今後のシーオンの予定

大きいイベント
6/2 金沢 百万石音楽祭2024〜ミリオンロックフェスティバル〜
7/6 超NATSUZOME 2024 幕張海浜公園
8/2-4 日本最大のアイドルフェス TIF 2024
8/11 渋谷O-EastにてNEEDLEとの完全コラボライブ
9/7-8 北陸最大のアイドルフェス「UP-T presents かがやきフェス 2024」

並べてみるとシーオンの成長を実感する。
TIFなんて「第一弾発表」でC;ONだよ。
@JAMはまだ発表がないけど、メインステージに凱旋させてくれますよね?橋元さん。

主催ライブとしては
5/31 かこぽんぴ生誕
6/4 男性限定ライブ
6/11 女性限定ライブ
6/28 ちおたん生誕
7/4 アミチャン生誕
7/10 代官山UNITにて主催ライブ (出演グループが気になる)

代官山と限定ライブ以外はすべてSHIBUYA PLEASURE PLEASURE(昔のマウントレーニアホール。渋谷109のすぐ隣のユニクロの上)

シーオンに限らず、エイベックスはめちゃくちゃSHIBUYA PLEASURE PLEASUREを使っている。
特別な契約とかあるのかな?
今後もシーオン主催はSHIBUYA PLEASURE PLEASUREが増えそう。

そして忘れちゃいけないのがこれ。

C;ON 1man LIVE at COTTON CLUB〝JAZZ SESC;ON vol.2〟
2024. 6.7.fri – 6.8.sat
COTTON CLUB

あのブルーノート系列のお店ということで、写真を見た感じビルボード横浜と雰囲気はそっくり。
ジャズは大好物なので本当にうれしい。
ゴウシ先生、今回もよろしくお願いします。

さだふみとゴウシ先生

前回から今回にかけて、シーオンの躍進を追いかけてきた。
ここからは、なぜシーオンが売れたのかを考えてみたいと思う。

世間的に見ればまだまだ売れてない(すべてはこれから)のだが、
地下アイドル目線で見ればめちゃくちゃ成功したと言ってもいいだろう。

メジャーデビューライブのMCでしおんさんが(2021年4月から)メンバー5人とマネージャー1人の6人でがむしゃらにやってきたと語っていたが、
・この6人だからここまで来ることができた
・この6人だけではここまで来ることはできなかった
一見矛盾してそうなこの二つが合わさった成果だと思っている。

6人で走り出した頃のシーオンはある意味シンプルだったと思う。
楽曲をどんどん増やし、ステージクオリティをどんどん上げ、ファンの声をよく聴き、勝負どころでは採算度外視ですべてのリソースを注ぎ。
まさに「がむしゃら」というのがぴったり。

ただ、がむしゃらといっても無闇矢鱈に走っていたわけではなく、シーオン内部で方向性を何度も話し合い、特にしおん聖奈が頭脳となって最適解を模索していたと思う。それを後押ししてくれるマネージャー。
メンバーと運営が同じ方向を向いて団結できるグループは強い。

そして、ここで忘れちゃいけないのがご時世。
2021年4月といえば、2020年の緊急事態宣言から1年経ち、ようやく観客ありのライブが日常に戻ってきた頃だ。
ただし、マスク必須で声出しNG、その場に立ったまま移動禁止か、椅子に座ったままというライブも多かった。
そんな環境が続いたので騒ぎたいオタクが消滅し、オタク全員がステージを見てアイドルの歌を聴くことになった。
その結果(ビジュアル面とボーカル&演奏で)魅せる力の高いシーオンは自然とファンが増えることになる。

そんな追い風をうけて規模を拡大していったシーオンだが、ついに5人と1人では手が回らなくなってきた。
いまにも立ち往生しそうなシーオンを救ったのが、さだふみことTOIL&MOILの代表取締役、岩崎貞文だ。

彼を一言で表すなら『爆走トラック』
止まりかけていたシーオンを乗せてすっとばしていく。
爆走ぶりはSNSにも表れていて、よく「社長がまたなんかいってる」「さだふみ??」なんてファンにもいじられていた。
そんなさだふみだが、なによりも凄いところは、爆走しても暴走しないこと。
普通ね、シーオンなんて可能性に満ち溢れたグループが手元に来たら、クリエイト魂が爆発して「こいつらを使ってこんな表現がしたい!」って暴走する。
私物化する。
というか多くのアイドルグループのマネージャー(プロデューサー)は自分のクリエイトを優先してマネジメントをほったらかし過ぎ。
アイドルは自己表現の駒じゃないんだよ。
クリエイターとマネージャーは別担当にしないとうまくいくはずがない。

さだふみはちゃんと今までの6人でやってきたシーオンの話を聞き、メンバーの想いを汲み取りつつ、音楽的なクオリティを上げ、どんどんシーオンを前に押し進めてくれた。
今までのシーオンでは慎重になって踏めなかったアクセルをべた踏みできる存在。
あまりの速さに置いて行かれるファンを、なんとかしおんさんが繋ぎ止めたりと大変な面もあったけど、トップスピードを出さなきゃ辿り着けなかった景色があったと思う。

こんなにもシーオンの想いを汲んでくれて、才能も人脈もあるパートナーに出会えたのはシーオンの幸運な点のひとつ。
ありがとうさだふみ。

そんなさだふみがトラックの運転手だとしたら、いつの間にか助手席に座っていたのがゴウシ先生だ。

この人は本当に謎。
いつの間にか居て、気付いたら引率の先生になっていた。
ただし実績と人脈は本物。
ビルボードやコットンクラブでライブができているのもゴウシ先生の影響が大きいのではないか?と思っている。
アミチャンへのピアノレッスンとかもそうだけど、シーオンの技術レベル向上に対してもゴウシ先生の影響は大きい。

音楽レベルとライブクオリティを担保してくれる存在。
ありがとうゴウシ先生。

さだふみとゴウシ先生。
この二人と出会わなければ今のシーオンは無かったと思う。

シーオンはなぜ売れたのか

要素その1、見た目が良い
アイドルを売り込むにあたってメンバー全員が可愛い必要はないが、最低限ビジュアルを担保するメンバーは必要。
シーオンの場合は全員見た目が良いし、タイプも様々で幅広い層にアピールできる。

要素その2、歌がうまい
アイドルに必ずしも歌唱力が必要なわけではないが、やはり歌がうまいグループはライブで見ていても気持ちが良い。
特にコロナ禍で頭角を現してきたグループはどこもパフォーマンス力が高い。

要素その3、唯一無二のスタイル
「器楽奏者とボーカルの融合したユニット」
競合他社がほとんどいない。
ボーカルだけ、楽器だけのユニットより間口が広い。
楽曲のバリエーションもとにかく広い。
可愛いアイドルちゃんからロック、ジャズ、歌謡曲、クラシックまで対応可能。

ただ、上記3つの要素は重要ではあるがこれだけでは売れない。
事実シーオンも結成から5年ぐらいは伸び悩んでいた。

要素その4、アイドル業界に対して一気に知名度を上げることができた
これはわかりにくいんだけど、事象としては
「@JAMメインステージ争奪ライブで優勝した」
それも、優勝確実だと思われていたSAISONを倒しての優勝ということで、業界内にシーオンの名前が一気に広がった。
名前が広がると何が良いのか。
日本全国のアイドルイベントに呼ばれる可能性が上がる。
有名グループが多数参加する対バンライブに呼ばれる可能性が上がる。
格上グループに対してツーマンライブなどの提案が通りやすくなる。
そうするとどうなるのか。
より多くのオタクの目に入る。(ファン増加の可能性が上がる)
シーオンは要素1,2,3のおかげで、ライブを見てもらえれば好きになって貰いやすい、ファンが増えやすいという強みがある。

要素その5、運が良い。タイミングが良い。
身もふたもないけれど、売れるためには幸運も絶対に必要。
コロナ前の2019年とかにメインステージ争奪戦に出ても勝てなかっただろうし、コロナが無ければ今も騒げる系グループが地下アイドル界の人気上位にいただろうし、逆にコロナのせいでエイベックス含めたレコード会社の音楽部門は大赤字。エイベックスなんてリストラ100人超に加えて自社ビル売却でなんとか生き延びるレベル。仮に2020年や21年にシーオンが人気でてもメジャーからの声はかからなかったかもしれない。
さだふみと出会うのが遅ければ立ち往生していたかもしれないし、まなみのりさが活動終了していなければこんなにもリソースを集中してもらえなかったかもしれない。ゴウシ先生と出会えたのも幸運だし、ゴウシ先生のユニット「カルメラ」が去年活動休止していなければ、こんなにもシーオンと関わることは無かったかもしれない。
すべてが噛み合った結果、今がある。
ただし、嚙み合うまで2017年から22年まで5年諦めなかったからこそ。

まとめると、なんだろう
見た目と実力と独自性、さらに努力できて根性があるメンバーがご時世を味方につけたうえで良いタイミングでしっかりキーマンと出会えたので売れた。

いや、他にも語り切れていない要素がいくつもあって、例えば格上とのツーマン戦略とか女の子ファンを増やす施策とか無料全国ツアーとかファンを大事にする姿勢とか。そもそも初期コンセプトから路線変更したおかげもあるし他にもきっと沢山ある。細かいことの積み重ね。つまり死ぬほど頑張ったから少ないチャンスをモノにできたってこと。

要素4のところでも書いたけど、今のシーオンの最大の強みは
「実際にライブを見てもらえれば必ず好きになってもらえる!」
という所。(必ずは言い過ぎ?いや、あえて断言)

この先に必要なのはとにかく多くの人に知ってもらう事。
テレビに出演できれば言うこと無いが、SNSの活用、他業種とのコラボ、様々なジャンルへの挑戦、学生と女性へのリーチ。
例え迷走してると言われようとも、全国に存在を広めよう。
これからの活躍も期待しているし応援し続ける。

おまけ
先日、アイドルの卵と話をしてた時にハッとさせられた言葉がある。
「シーオンってメジャーデビュー決まってZEPPも渋谷公会堂もソールドアウトしたんでしょ? なんでいまだにTwitterでエゴサして直リプ営業してるの?」
それこそが、シーオンの強さの根源かもしれない。

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