まだまだ私は

新しく来た25歳の女性にヤキモチをやく自分
特別扱いされるのを羨ましく思う
金魚の糞のように 男の後をつき
特に何もしなくても
そこで笑っていればいいのだ

そんな事はわかっているはずの私なのに
口を開けば 嫌味さえいてしまいそうで
なるべく なるべく 近づかないように
そして優しい言葉をかければ
反対に 好かれてしまっていた

お陰で 見送ってほしいあの子は
車に乗れずにいた

写真の隅っこにいるあの子は 
どんな気持ちだったのか
てれなのか
何一つ話してくれなかったのが
私はとっても心の残りなのである

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