50首連作 観音廻り
カノンっていうアニメを一日で見終えました。2021年1月10日のことです。一話ごとに二作作るというルールで作りました。
dアニメで見れます。(2021年3月1日現在の情報)お時間があれば、カノンとあわせてご一読下さい。
1ー5
有り難く 生きる御霊 去る御霊 救う観音 京を伊吹く
ゼロの時は妄想の人と共に終るせめて安らか眠りにつけよ
ありがとう言わないよ、だってあの日々にいた俺がそう暴れだしてる
クールの言葉に 年輪があった それもそう かなり内側 昔のアニメ
やれやれって言ってる余裕も今だけだ。10年経てば搾られ萎える
6ー10
大雪の日は夢が長い、起きれない 昔のことも、先も眺めて
今気付く 若い背には 羽がある 何処かに飛べる 俺にもあるかも
いいもんだ 遠くの大雪 輝いて 見てるだけなら 他人事だな
人の話がぶりついて聞いていて 誰かのドラマ、自分事みたいに
島からは遠く離れて忘れたの 一つの言葉に酔ったり止まったり
11ー15
赤々と生きる娘の声色に喜怒哀楽に耳を委ねて
焼きたての鯛焼き旨そう冬の味 雪国なら尚一層だな
アニメより初売りフェアのチラシをば凝視している 花より団子
非実在青少年たちのキャッキャをぢっと耳をすませて 魔物と闘ってるから
凄い色の髪型の人凄い口調で凄いこと言ってる これこそアニメ
16ー20
次々と多色の女が出ては去り場面は回る 春はまだ来ない
お母さん色っぽいですね いかがですか いや、年を取ると違って見えるな
雪国を走る少女 銀色に追いかけて、声 震えて出して
異世界の話だからか、よく騒ぐ マスクもつけず映画館なんて
風呂一杯の 味噌汁の味 薄すぎて 飲めやしないし 入れもしない
21ー25
幻の少女達と会い別れ 終には何も残らず消える
誰かが作った子供を騙しの芝居 大人が首揃えて歓声を上げる
雪原を飛ぶように行く 少女はもういないから現実に帰る
とりあえず、困ったときにはにゃーんって言う これはアニメを参考にした
え、え、何て?僅かな煌めき?それは、何? 次回予告、「子守唄」 はい。
26ー29
時は過ぎ走馬灯は過ぎ事は過ぎ雪虫は終 終わりお休み
病気は芝居に出ない嘘だから 嘘の中では夢を見ている
奇跡だけ続いてるからおかしなる 娘たちが選り取りみどりの
うんざりだ夢物語の終わりすら結婚なのな違う絵を見せて
30ー34
どこにいけば出逢えたんだか美少女ら いや、そうじゃない主体性じゃない
夜の校舎 窓ガラスを 壊して回った そんな娘とは 主体性じゃ逢えない
思い出す 高校の時 探し回った 不思議な出会い どんな青春だよ
こいつマジ、ホント色んな女の子騙くらかして、凄えいいよな
段々とこいつ受け入れパワー有りすぎって思ってきた。納得すんなよ。
35ー38
繰り返し見ているうちに音楽は耳に積もって 歌うな歌うな
病弱ばっか出てきよるよなこのアニメ。時代を感じるな。純愛ブームだな。
快楽は徐々に徐々に作業に代わるそして責任に代わり、仕事に代わる
アニメでは母は母らしく振る舞ってて、あまりに行儀よく、居心地が悪い
39ー43
主人公は直ぐに身の上を聞き出して泣かすし抱くし救うし抱くし
去ってしまった部室の風景これ見ると思い出して、ああ、どんな青春だよ
恵まれた立場と体とメンタリティの男が、なんや、ええ思いしとる
キレーな娘キレーな風景あと不思議な体験の出会いこれこそ泣きゲー
あの時に求められてた事はきっと欲望の波が引いた後のピュアさ
44ー50
その姿を丸々剥がし心まで明らかにされ背筋が痺れる
食い物に カモにする者は おらず、夢 見る自分の 過慢だけある
これ見てるついさっき前にアメリカで偏執狂が議会突入した
夢の火はまだ灯される安らかにせめて安らかにどうか安らかに
アニメの部屋は酸素不足で気が薄れその最期に手合わせ拝む
綺麗な声は頭に届く声は出ず頭のなかで君求める手が伸びる
その機微を掴んで示すその腕で エコーは響く、能救世間苦
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