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全員がそうであるという前提がわずらわしい。

「1億総スポーツ社会を実現」基本計画を答申

このようなニュースをTwitterでたまたま見つけまして、ここ数日、なんとなくモヤモヤとするものがありまして。

はい、何を隠そう、プラーナくんは、スポーツが、苦手です!

といっても、イコール身体を動かすことが嫌いなのかといえば、そういうわけでもないのですよね。

確かに寝るのは大好きだし、ダラけられる時は極限までダラけたいし、引きこもることが好きなオタク体質であることは認めますが、休日はどちらかというと家にいない人です。

歩くことも全く苦じゃないし、平気でひと駅ふた駅ぶんぐらいの距離(大阪府内での感覚としてのひと駅ふた駅ぶん)を歩いたりするし、旅行先では意味もなく目的地と違う方向を散策したりするし。

個人で身体を動かすのはいいんですよ。だから、学校の体育の授業でも、マラソンは割と好きでした。自分のペースの問題ですから。

スイミングスクールは小学校6年間ずっと通っていて、周りよりも進級が遅くてたまに1学年下の子とのレッスンだったりしましたが、それでも特にコンプレックスを感じることもなく、ただ楽しかったです。

何がイヤだったか、って、野球とかサッカーとかバスケとか。球技ですよ。恐ろしいまでにできないですからねえ。ソフトボール部に2年間いたこともありますが、全然楽しくありませんでした。元々あまり好きではありませんでしたが、余計イヤになりました。

近所の男子は全員ソフトボール部に入っていたので、なんとなく入らざるを得ない雰囲気が漂っていて、ただでさえ大人しい性格だと思われていた自分は周りのお計らいで半ば無理くり入らされたので、そもそもやる気がマイナスだったし。ワガママ言って断っておけば良かったとか今でも思っています。

でも、かといって、野球を観るのは割りと楽しいのです。この間のWBCを少し観ましたが、ホームランボールを獲っちゃった子の気持ちも少しわかります。結局怒られてしまったみたいですけど、そりゃああの状況じゃテンション上がるでしょう。

おそらく自分は、「みんながスポーツ大好き」という前提の元で押し付けられるのがイヤだったのだと思います。少し前の日記に書いた「意識高い系の人が苦手」に補足させていただくと、「みんなずっと全力だという前提の元でのノリが苦手というか(だからといって、別にやる気がないわけではなく、全力投球がダメと言っているわけでもないです。そりゃあ時には本気出すことも必要です)。

これも最近Twitterで見たのですが、「映画のウザい勧め方をしてくる人」というマンガがありまして、「え?あれまだ観てないの?観ないと人生損するよ?来週感想聞くから絶対観てね?」みたいな押し付けがましい勧められ方をすると、逆に観る気が失せてしまう、という内容のもの。

これも個人的にはかなり共感できて、そういったことが原因で『ジョジョの奇妙な冒険』をかなり長い間読んだことがありませんでした。

お勧めしてくれた相手に悪気がないのはもちろん重々承知だし、実際に後年読んだとき、特に「スタンド」の基盤が出来上がってくるジョジョ第3部・空条承太郎編はめちゃくちゃ面白くて、それまで読んでいなかったことを激しく後悔したのですが。

少し前には「1億総活躍社会」というのもありましたが、これもまた、なんというか、全員がそうであるという前提がなんかうーん、わずらわしいというか、なんというか。

好きな人は好きでいい。苦手なことは苦手なんだからそれでいい。人それぞれ。それでいいんですよね。押し付けられるからめんどくさい。

……っていう愚痴でした。でも、少しはプロ野球とかサッカーには興味を持とうとは思いました。いま、藤川球児さん以外のプロ野球選手を知らない……。

#エッセイ



サウナはたのしい。