教え好きな人たち

たまに、生徒の中に教え好きな人がいて同じクラスの他の生徒に熱心に教えている。そういう人たちを見るたびに、プロと素人との違いに考えを巡らせてしまう。

実のところプロのテニスコーチというものは、テニスを教えることを目的としていない。テニスを続けてもらうことを目的としている。続けていくには上達も必要だし、楽しくプレーすることも大切だし、怪我のないようにプレーしていただくことは必須だ。教えるのは手段の1つであり、極端に言えば教えなくても上達してる人には教えなくてもいいのだ。もっと言ってしまうと、教えて上手くならない人には別の手段を考えるか、上達できる時期までテニスを続けていただくためにどうしたらいいかを考えなければならない。


かく言う自分は、あまり教えない。

全く教えないことはないし、質問されれば理路整然と答えていくようにしているが、あまり「あーしろ、こーしろ」とは言わない。

じゃあ、何をしているかと言うと、生徒が自分で答えを見つけていけるように手助けをしているとでも言おうか、あるいは時には答えを見つけやすいように視野を広げさせいると言おうか、また時には自分なりの答えを見つけるまで見守っているとでも言おうか。


これらを実現するために必要な柱を知っていて実践できているのが本物のプロのコーチだと思う。

その柱は4つある。近いうちにその4つの柱をまとめてnoteにアップしようと思う。

教え好きの人たちがいたことでまとめることができそうだ。

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