値付け、値上げ、問合せ工数を考える


撮影ロケ地業をしている。
 
A社は、メインでお願いしている。集客・問合せ対応と決済を代行していただいている。A社サービスの草創期からご一緒して来たこともあり、手数料は少なめで、助かっている。

S社は、サブ的に利用している。集客・決済をしてもらっており、手数料が高い。問合せは全てこちらで対応している。
 
こちらの取り分を鑑みて、S社経由で申し込むと、ユーザー視点では高額になっている。
 
ロケ地というのは、全く同じものは無く、同種のものが無いうちのような場合は、値段はこちら次第である。
 
場所貸し業全般で見渡すと、うちは高い。競合と比較すると少し安い。
 
まだ、値上げの余地は十二分にある。
 
さて、昨日S社経由で急遽利用の問合せが来た。サイト経由の回答で双方の温度感は感じにくいため、問合せ回答後、連絡途絶えることが多い。故に、こちらの問合せ工数がとてもかかる。これを鑑みても、S社への商品陳列時の値付けは高くしないと割が合わない。

商用と個人利用で、値段に差をつけている。商用の方が圧倒的に高額。その理由は明確で、個人利用の方の対応は、対応工数が低めなので、定型で対応ができる=対応社の工数が少ない。そこそこな学生や新卒でもなんとかなる。

一方で、商用は、要望や問合せが多く、スケジュールがタイト、情報管理がシビア(当然、有名人が来たなどと、誰にも言ってはならない)。要人対応の難易度も高い。そして大人数、長時間。故に、対応者がそれなりのスキルと経験が無いといけない。上場企業のマネージャーくらいの人でないと不可能。
 
うちは小規模なので、ワンオペだから、個人も商用も1人で対応している。だと、「価格を同じにしろ」というおバカも出てくる。
 
同じ人が対応してても、ながら対応でできるレベルの仕事なのか、全集中でやるレベルなのかで、金額は変わる。そして、イレギュラーに大変な個人客や、楽な商用もある。しかし、都度見積もりする工数は大変なので、まずは一律で対応するのだ。
 
さて、A社経由の商用の問合せ、S社経由の個人客さん、XのDM経由の問合せ。どれが本予約となるのか、検証である。

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