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【妊活(5/6)】体外受精part2

初めての採卵(無麻酔)を経験しました。

前回 :


採卵の結果

採卵自体は10分程度で終わりました。

その直後に感染症予防のため腕に筋肉注射を打ち(これもまためっちゃ痛い🩹)、安静時室で休んだ後、担当医からの採卵結果報告を待ちます。

そしてカウンセリング室に呼ばれると、

「うーん、こういうこともよくあるからね。。。
結果を言うと、卵は取れなかったのよ。」


( ゚д゚)ポカーン


恐怖に耐えながら自己注射を打って、採卵であんな痛い思いして、決して安くない金額払って、、、

卵が取れてない、だと?!?


※補足※
卵胞を刺しても卵子を吸出すこと自体、熟練の専門医でも難しいと言われています。
そのため、少しでも吸える確率をあげるよう、(健康な)卵子数を増やすことが大事。


しかも、採卵がクリアできれば後は精子と合わせて女性の体内に戻すのではなく、受精後、細胞分裂を繰り返し、良好な胚に成長してから体内にも戻します。
担当医から伺った話では、1つの卵子あたり、再び子宮に戻せるまで成長できる確率は3割ほど

あらゆる難問を潜り抜けて、やっと運良く自然妊娠できたカップルと同じスタートラインに立てるのです。

採卵して移植できる子はわずか。


夫への報告

当日も夫は、クリニックの外で待機してくれていました。
どうやって報告しようか迷っていましたが、夫の顔を見た途端に涙が止まらなくなって、20数年ぶりに外でギャン泣きをしてしまいました。。゚(゚´Д`゚)゚。

採卵0ということ以上に、夫への申し訳無さと、
あと何回この痛みと精神的苦痛に耐えないといけないのか
という気持ちで心がいっぱいいっぱい。

鼻水オンパレード


今後どうするか

採卵結果が想定外の結果だったので、今後どうするかまた夫と話しました。

このまま子供ができなくても結婚生活続けても良いか。
子供を諦めきれない場合、特別養子縁組を考えても良いのか。


ニュースで流れてくる子供虐待や死亡事故。
妊活をしているとやたら目につくようになります。

そんなに自分の子供を愛せなかったら、私が奪い取ってやる。
神様が存在していれば、子供を愛せない人に、妊娠のチャンスと運を与えないでほしい。

…とまで思うほど心は荒んでいました。
(これまではこのような過激な考えをすること自体、妊活を遠ざけると思い、なるべく聖母のような考えでいるよう心がけていました👼)


一番驚いたのは、隣で同じニュースをみていた夫が何気なく言った言葉。

「自分の子供が殺されたら、法が捌けなくても世間が許しても、僕は加害者を殺しにかかるだろうな」


そのときは人を殺める宣言に対する驚きよりも、「やっと、夫と同じ方向を向いている」
と思ったのを覚えています。

あ、もちろん、過度なやり返しは負の連鎖の始まり! 殺人なんてもっての他! ということは理解しているのですが、
なぜかこの瞬間、この人となら一緒に幸せな家庭を築けると改めて思いました。(‘д‘ )


保険適用が始まり、再度体外受精に挑戦

これまで保険適用範囲外であった人工受精、体外受精も適用されるようになりました。

元々、2回目を挑戦するつもりでしたのでラッキー✨と思ったのですが、蓋をあけてみると

  • 制度が本格的に開始されてからも政府から各医療機関へ十分な情報が行き渡っていない。(そのため、病院側もあたふた)

  • 保険適用範囲内で治療する場合、オーダーメイドの治療方法は対象外。(保険範囲外の工程/治療が1つでも当てはまると、全工程が自費になる)

※2022年春時点の状況。

特に高度の不妊治療になってくると、個々の身体に合わせた治療方法が重要となってくると担当医から伺ったため心配していましたが、試しに保険適用範囲内でやってみることにしました。

赤裸々に話してくれるスタンス、好きっす。


(次回に続く!)

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