天野ふれあ_美術館風_愚者

実は「占い師」は金額を決める必要も、お金を稼ぐ必要もなかった??

あなたにとって占い師とはどんな人でしょうか?

占い師といえば・・・
「ずばり過去を言い当てる人」?
「まだ見ぬ未来を告げる人」?
「悩みを聞いてくれる人」?
「新しい占いやその手の解説をできる人」?

いえいえ、ただ「占い」をする人です(笑)

これは、半分冗談で半分本当のことだと思います。

なぜなら、占い師は、本来お金を稼ぐ為に働く職業では無いからです。
むしろ絶対に簡単には儲からない職業です。
何故儲からないかは後術しますが、
何が、占い師になりたいと人を引きつけるのか?
何故、占い師に頼りたいと思う人が出てくるのか?

答えは「占い」は本来、誰でもできるからです。
しかし、簡単な占いだったら下駄で占う天気占いでも
1枚のコイントスなどでもいいのですが、
そこに技術や話術などを取り込んで初めて
「占い師」と呼べる職業まで仕事をプロフェッショナルに仕上げます。
占い師であると名乗れる所にいれば大抵は
人より何かできるのでアマチュアというものは無いのでプロです。
私も現在も細々と占い師として活動することも
あったりなかったりします。その話は別の枠でするとします。

占いは、誰でもできると言いましたが、
誤解が無いように言っておきますが、
興味がない人や、できない人(当たらないと思っている人)には
まったくできませんし、的外れならば人気も何もなく消えるので、
占い師として名前を2回以上見た人は全員占い師のプロですよ!
(笑話や煽っているわけではないので他意はありません。)

突き詰めて言うならば、「占いを必要とする時に「占い」ができる人」
「占いという分野に信仰のようなものがある人」が他からは
占い師として漸く求められる存在になります。

占い師からみて他の人に対して占い師じゃないと言ったり、
占い師を目指してみたらどうかと薦める事は、傲慢なのです。
占い師は、当たるあたらず、論理的か否かではなく、
単純に「占い」ができればいいのですから・・・。
そこで、個人が好みや批判を言うのは囲い込みの為の話術ですから
ご注意を。(私のこの文章も例外ではないかもしれませんよ(笑))

さて、占い師は『なぜお金を稼ぐ必要がないのか』という
本題に入りますが、単純に言えば、
「その場でお金をもらなわなくても何らかの形で
周り回って何か良いことが帰ってくるから」です。

極論を言えば「見返りも何も帰ってこない人からその場でお金を貰う」と言ってしまうのは少し乱暴でしょうが、「その場でお払い(お祓い)している」という意味合いでは代金が発生しています。

本来は、お金を払わないといけないのではなくて、「(お金を)払わないと気持ちの深度(悩みや望みに対する真剣さ)が薄れる」というのが代金の発生する部分です。時間で値段が決まっている占いの形式は仕方なしの所もありますが、おおよそで「お祓い」なのです。

具体的な話、もし、占いに行って、悩みを聞いてもらったりして、
あなたが占い師に「今回お代は、いらない」と言われたら
【不安】ですか?【嬉しい】ですか?

大抵の方は、嬉しいと思います。
不安な人の場合は、高いツボを買ってしまうタイプの人なので
その手の占い師ではない美味しい話にはご注意くださいね(笑)
(お代金がいらないと言う場合は意図としては、占い師によっては、打算があるかもしれませんが、不安な展開と同じ事なので説明は割愛します。)

恋愛でカップルの仲を取り持ったとしたら、
いつかその優しい夫婦に子供が出来て、
世界が広がりより豊かになる・・・
それを幸せと思う占い師が居たとのならその占い師の思った世界が広がり、
それが十分の「見返り」になります。
この場合、話の中で、占いが当たらなくても、
意外となんとかなったりするかもしれませんが、
おそらく当たって心を開いたのかもしれません・・・と、
まあ、想像上のストーリーの話なのでここでどうこう言っても
話が進まないので、とりあえずのハッピーエンドへ導いたとすれば
申し分無いくらい、占い師にとってメリットになります。
逆に、占い師であれば、やさぐれた悪びれた人の悪事を
前もって不安を煽って犯罪の目を摘んだりもできるのです。

もっと具体的に言うと、
あなたの友人が幸せになってくれたら嬉しいと思います。
それがあなたの占いという場を設けたことによって何か変わったのなら
もう十分にお代以上のモノをいただいてしまっています。・・・なのでお金を貰うというよりはその友人を心から「祝福すること」にエネルギーが変わります。
一旦頂いてお礼をすることも可能ですが、代金を頂かないことに大きな意味がある場合ももちろんあります。

・・・話がややこしくなりましたが、私以外の占い師さんに伝えたいことは、「お代をいただかなくて良い相手」が現れたらそこでそうであると「見極められるか」が占い師の真髄なのかもしれないと思い筆を取った次第であります。
全員から取らないというのは、少しやりすぎかもしれませんが、究極そう言うことがその占い師さんの見立てであるのなら必ず求めずとも「見返り」がやってきます。やってこないと思っていても何か変えてしまっているのですから、良い結果や悪い結果を後々に聞いたり知ってしまったりするのが「結果という見返り」なのです。

占い師を頑張りたいのなら、タロットの読み方よりも「相手をよく見ること」が一番大切なのだといつも私は思っています。

私が求められていないのであれば、他の占い師へ、私が占う場を求めていないのであれば私の代わりかそれ以上の占い師へ枠やきっかけを作ることが大切だと私は考えています。

カードや戦術に倣った方法で、きちんと占えるかどうかも大切ですが、最終的には「求められた相手のために全力になれるかどうか?」これが一番大切で、一番稼がなければいけない「値」だと思います。

希望や悩みの解決などの可能性を1%でも広げる事ができる「占い師」は、いつでも誰にでも必要なのです。

そして、あなたがもし「占いが胡散臭いと思われている場所」や「占い師として活躍できていない場所」にいるのであれば、それは気のせいです。
今の時代であればSNSでも、何でもいいから発信したり、発言してみてください。

稼ぐ為に占うのであれば、お金を払って何かを学べばお金はついてきます。

占う為に稼ぐのであれば、話は別です。
お祓いをするのは占い師ではなくても出来ます。
ついでにお祓いができる人もいるようですが、
それはあくまで占いへの代金ではありません。

きちんとした「占い師」として活躍したいのであれば、稼ぎとイコールに考えないことが、大切なのです。

人は、人が喜ぶ事、祝福すること求めていくだけで、お互いに幸福になるものです。

人を良き方向へ導く。
たまには占い師も失敗してもいいと思います。
人であることを忘れなければ、当然のことなのです。

この文章をここまで読んでいただけた方には申し訳ないですが、
私自身も稼いでいる占い師にはなっていないので、
働いて稼いでいる人への嫉妬なのかもしれません(笑)
そもそも今、私が占い師であるかどうかすら怪しいですね。
けれども、人を陥れたり、傷つけるよりは、
お互いに「人生を楽しく」出来たら素敵だと思いませんか?
占い師と名乗らずとも私はそうあって欲しいので、
今を楽しみながら、「来たる明日」を頑張りたいと思います。

占い師として活動するには、まず占う時間に目安の値段を付けてしまえばそれなりに金額は取れると思いますが、それはそれで、本当に必要なことはそこだけではなくて、やっぱり私は、みんなで「人生を楽しく」することだと考えています。楽しく占い師ができている人はきっと金額もついてきているんだと思います。だからこそ、「占う意味」を紐解いてみました。
とりあえず、稼がなくてよいというのではなく、(占い師は)しっかりやれば、人望も人脈も富もついてくるので、極限までいくと、「稼ぐ必要がない」と言えば、稼ぐことが大事ではないとわかっていただけるでしょうか?
記事を読んだ人にも読んでいない人にも楽しい人生が訪れますように願っています。

そして、あなたにも良き明日を。

2019年11月29日 雛野ぷくまる

フリーの個人作曲家。🌟現在【バーチャル空間向け音楽家】💫ソーシャルネットを舞台としたVTuber様/YouTuber様の応援活動中ッ! 🎧BGMは[音楽配信サイト-ぷくぷく]にて販売中ですッ! 📢アバター「VR占い師[天野ふれあ]」にて【占い鑑定活動】も兼任してます!