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中飛車対策を進めたい話(1)

中飛車相手には持久戦に持って行きがちなんだけど、棋風は急戦なので出来れば素早く仕掛けたい

1.対先手中飛車

対先手中飛車で目指す局面はこれ

これ以前の変化も結構多いけど、それなりに誘導できる局面のはず。今日も指した。一応-200で居飛車(後手)満足の仕掛け。ここからいくつか変化があるけど間違えなければ作戦勝ちくらいまでは持って行ける

1.同銀は駒得

まぁ▲同銀は△同銀で駒得。なので角逃げる方針になると思う

2.▲8八角からの研究勝負


▲8八角は△8六歩▲同歩△同飛。

2-1.▲8七歩には△7六飛で歩得で金取りで相手は歩得

2-2.(1) なので▲7七桂△同桂成▲同角△8一飛が相場か

2-2.(2)けどちょっと難しくて▲5四歩と突き捨てに△同歩は▲5六桂でちょっと駒損。なので△1五歩から食ってかかる・・・・行けるの??

2-2.(3)まぁ流石に▲同歩が最善っぽくて△5四歩と一歩補給して桂を打たせても△1七歩から端攻めにいく。うーむ。研究ですと言わんばかり。▲5四歩を一度手抜くのがコツか

2-3.(1)ちなみに突き捨て無しの▲5六桂は△5五銀左で▲6四桂には△同銀

2-3.(2)ここで△5四桂を狙って行く。▲5五銀から総交換になると▲8九飛成がある。となると桂を打たせないような手、▲5五歩を打たないといけないようでは中飛車不満だろう

3.6八角は銀のカチ込み

てな変化もあるけど居飛車の飛車先交換は避ける人が多そうなので一番多そうな変化がこれか

これは△5五銀左と真ん中の歩を取る。まぁ▲同銀に△同角でここが研究局面

3-1.(1)まず△同飛は▲同銀で飛車がこう取れれば十分。△7三角とかあるけどまぁ△6四銀と引ける。▲7二銀△7三銀▲8一銀成で成銀が遊び気味

3-1.(2)なので不成で活用を図ってもこの飛車打ちからぶった切って△8四角が飛車二枚で受けるのが厳しいらしい
3-2.戻って▲6六銀は△2二角で一方的に銀が捌けて十分

まぁ捌けたのは本来守りの銀だけど桂馬も働きの差があって作戦勝ちかな

3-3(1).なので本命は個人的に▲7七桂なんだけど△8六歩を入れて▲同歩△5七銀!

3-3-1.▲同角は△7七桂成が激痛
3-3-2.(1)なので▲同飛に△同桂成▲同角
これ今日の実戦で選べなかったんだよねぇ。銀桂と飛車の交換はちょっとなぁって思っちゃった。てかまず飛車先の突き捨て入れれてなかったし

3-3-2.(2)けどここで△7五歩が好手か。狙いはシンプルな桂頭なんだけどね。

3-3-2-1.▲同歩にはもちろん△7六歩。▲6六銀は△7七歩成が激痛。▲5五角も△同銀で桂馬持っているのがでかい。

3-3-2-2.▲6六銀の受けには冷静に△2二角と引いて▲7五銀に△8九飛から桂損分を香に求める。割と後手陣が攻めにくいという判断か

3-3-2-3.(1)なので▲5六銀△2二角

3-3-2-3.(2)まぁ先手の手は広いけど桂頭も飛車先もあって飛車を持ってれば攻めは何とかなるかな。ただ角は交換を許す方針で相手陣は片美濃がしっかり残っているのでスピード感を持った攻めが必要になる。素直な指針は飛車打って香を拾って4七香。

とりあえず対先手中飛車はこんな感じかな。結構勉強になった



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