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続・陰の血がさわぐ
前回のおはなし。
今日恋人がとうとつに動画を見せてきてこの女の人何点だとおもう?じゃあこのひとは?とか聞いてきて
学生時代の嫌な思い出がフラッシュバックしてだいぶしんどい気持ちになった。
男子たちからクラス内の女子のかわいさランキングみたいなのをつけられたこととか電車でいきなり点数をつけられたこととか
レンタルビデオ屋で盗撮された次の日放っておくと自然に眉をひそめるような表情になってしまって眉毛の置き場所がわからずに歩いていたら男子2人から
「あのひと可愛くね、」「え、でも顔暗いじゃん」と評価されたこととか
そのほか似たようなことがたくさんあった。
「ああ、お前もそうなんか。そっち側の人間ね。あの時うちに点数つけてきたやつとうち今関わってんだ、さいあくじゃん。」
ってショックだった。自分が好きになったひとがそういう考えの人間ってことに絶望を感じた。
うちはどちらかというと道徳なんてくそくらえって思ってるし道徳やモラルを説くつもりはないけど
人間に具体的な数字をつけて評価するってすごく残酷だなって思う。ただただ悲しい、虚脱感。徒労感。
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