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陰の血がさわぐ

どんなに見た目を取り繕ってもからだにながれてる陰の血は隠せないと実感する出来事が最近ありました。

自分1人の時、よく知らん話したことのない2〜3人から話しかけられる時ってめちゃくちゃ緊張しませんか。

1対1だとまだ落ち着いてまともに話せるんだけど2対自分1人とかなった途端一気にハードルギュンッって上がらん?
どちらか一方のほうを見て喋ってるときにそのほかの人から自分のことを監視とか見定められてるような気分になるんですよね。複数人の視線がうち1人だけに集まってるアッッやべっ、みたいに。自意識過剰すぎる。

そのときはいきなり雑談的な軽い質問を投げかけられたのですが、始終質問にこたえるのに精一杯で久しぶりにアヒアヒしてしまいました。いかんせん相手がキラキラの住人っぽいかんじの2人組でなんかかっこいいお人やなって思ってしまったから余計。圧にけおされてしまうというか。せめて笑おうって思って目は笑ってるっていうか歪めてるんだけど目の奥は笑ってないし内心ヒェッっってなってた。

自分が新入りでまだ全然馴染めてないから気いっかってお情けで話しかけてくれたんだろな、とかせっかく話しかけてくれたのにうちちゃんと話せてたやろか、とかうちの振る舞いがおわってたら次話しかけられることはもうないやろなあ、とかやりとりが終わって1人になったあともわりと考えてしまう。

どんなひとにも不自然じゃなくぽんと話しかけられる人ってほんとすごすぎる。

うちは話したことない人に話しかけられない。
話しかけようとしても自分で勝手にそのひとに見えないバリアーが張られてるように感じてしまうというか。「あ、」て最初の第一声を発することがめちゃくちゃ重大な出来事のように思えてしまって喉に栓をねじこまれてるみたいに声をだせない。そういう時。

相手の「気」みたいなもんにけおされる要素って色々あるけど発声の仕方とか話しかたとかでもう決まってくるような気する。

話し方の時点であ、この人とは波長合うな、とか、多分合わんなあとかわかる。

人間として、というよりはもっと原始的で本能的に、「生物として負けてる」って気分にさせられるんよね、勝手に自動的に。もう遺伝子に備わってて最初から勝負がついてるんよ多分。

どんなに見た目に気をつかっても、ちょっとした拍子に学生時代の「あの頃」に一瞬で引き戻されてしまう。

机に突っ伏して寝たふりして休み時間すぎるの待ってたこ〜と〜クラス対抗バレーの時一緒に応援する友達いなくて所在なげにひとりでふらふら〜っっしてたこーとー男子からの扱いがクラスのキラキラ女子とちがかったこ〜と〜クラス合唱で任されるパートはもちろんアルト〜〜笑

いーつにいなあってもわあすれ〜ない〜〜♪♪

だからうち、漫画の君に届け大好きやもん、笑
地味で暗くて友達いなくてもさらっと話しかけてくれる神みたいな人がいるんやって夢を見させてくれるやん。

でも現実にも誰にでもナチュラルに話しかけてくれる全方位天真爛漫な人っているよね。どういう風に育ったらあんな風になれるのかな。うちにとってその人が話しかけてくれた!!ってことはすごいうれしい事件だし、その人がまた話しかけてくれるのを楽しみにしてるしうちはそれで救われてるんやけどその人にとってはうちと話したことはなんでもない出来事なんだよ。でもそこがいいよね。

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