![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18266806/rectangle_large_type_2_506e9bcfb1649226bdbb63fc560d1bfb.jpeg?width=1200)
四間飛車初心者の壁をぶっ壊す(vs右四間飛車編part.5)
今回は、後手が、△9四歩、△3三角をいれているので、先手陣が高美濃囲いに発展しました。
前にも確認しましたが、高美濃囲いにすると、5八に金がいなくなるので、そこに注意して指さなければなりません。
【振り飛車高美濃囲い】
問1
右四間飛車側が仕掛けてくるタイミングから検討します。この辺りは変わりません。
解答▲8八角
この位置がベストでした。
問2
△6五歩ときました。ここでの一手は何でしたか。
解答▲8六歩
桂馬を取れる形にし、今後、▲8六角打を狙う為の準備です。
問3
△6六歩と取り込んできました。角で取るか、銀で取るか。ここも同じです。
解答▲同銀
銀が正解でした。
問4
△6五歩打にはどうしますか。5手進めてください。
解答▲5五銀、△同銀、▲同角、△同角、▲同歩
ここまでは一緒です。
問5
ここで、美濃囲いと高美濃囲いの違いが現れます。次の、△6七歩成に対し、▲同飛とできないのです。美濃囲いならば、5八に金がいるので問題ありませんでした。しかし、まだ慌てなくて大丈夫です。やはり、あの一手が重要です。
解答▲5四歩
やはり、5筋が弱点です。
問6
part.4で▲5四歩を手抜くと、▲5三歩成から殺到できることは確認しました。故に、ここは△同歩ですが、次の一手が重要です。
解答▲6四歩打
6四の地点に、ぼんやり歩を打つのが正解です。
補足
美濃囲いでは、▲8五歩が正解でした。しかし、高美濃囲いに組んでいる時は、このタイミングで、△6七歩成とされて厳しいのです。
必ずこの違いを確認してください。
問7
△同飛と、歩を取ってきました。6四に引き寄せた意味を考え、次の一手を当ててください。
解答▲8五歩
ここで桂馬を取るのです。
問8
後手は、△6七歩成としてきました。狙いの一手を。
解答▲8六角打
ここでも、この一手が急所となります。
問9
△8五銀打と受けてきました。▲同角、▲同歩のどちらが正解ですか。
解答▲同歩
▲同角なら、△同歩とされて、さらに飛車を逃げなければなりません。大駒がなければさすがに勝てません。解答の▲同歩に△6八となら、▲7四歩で先手優勢。
問10
後手の最善は、△8五歩です。これで、飛車と角は、どちらかが助かりません。しかし、振り飛車悪くないのです。
解答▲7七角
これが絶妙な一手です。角が急所に利いてるからと言って、△7七ととしてしまえば、飛車を6四まで釣り上げた効果で飛車を取れます。
問11
後手は仕方なく、飛車を取って勝負してきます。前にも似た問題がありました。単に、▲1一角成で良かったですか。
解答▲2二銀打
この一手で、玉を囲いから出せます。
問12
その後は、どうやって攻めを繋げますか。
解答▲4五桂
右桂を活用させます。歩が手に入れば▲5三歩打もありますし、▲3三桂打も厳しく、振り飛車十分です。
【まとめ】
今回は、意表を突いた攻め方を紹介しました。
・美濃囲いと高美濃囲いの違いで攻め方を使い分ける。
・▲6四歩打で飛車を釣り上げる。
次回は、▲8五歩に、△6七銀打とする変化を確認します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?