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アニガサキ11話感想(一部のみ)

TVアニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」 第11話の感想を書きます。

としたいところですが、全体の感想を書くのはあまりにも大変なので、自分の気になった1点のみ書きます。

歩夢は以前から嫉妬深かったのかどうか

「どうしてせつ菜ちゃんには教えたの? 私には言えなくて、せつ菜ちゃんには……」
「えっ、なんでせつ菜ちゃんが出てくる
「せつ菜ちゃんの方が大事なの!?」
「違うよ」

このやりとり。

「えっ、なんでせつ菜ちゃんが出てくる(の?)」は、自然な反応です。侑はピアノを弾いているところを確かにせつ菜に二度見つかっていますが、それはそれだけのこと。更にこのことに歩夢は関係ないので、歩夢との会話の中で「ピアノ→せつ菜」と連想することはできないでしょう。

しかし次の「せつ菜ちゃんの方が大事なの!?」に対して「違うよ」と即答できるのは、何かがあるのではないかと思います。

「せつ菜ちゃんの方が大事なの!?」までに
- ピアノを始めたことを誰にも、歩夢にすら言っていないこと
- ピアノを弾いているところをせつ菜にだけは見られていること
- そのことを歩夢に知られた可能性
に思い至れば、
「ピアノを始めたことを、せつ菜にだけ教えたと誤解されたかも知れない」
という考えに辿り着くことはできます。

しかし、そうだとしても、「せつ菜ちゃんの方が大事なの!?」と聞かれたら、「えっ!?」ぐらいの反応はあるのが普通です。「ピアノを始めたことを教えた」ことと「交友関係としてより大事」は結びつかないからです。

即答するには、つまりこの2つを結びつけるには、少なくとも歩夢の思考回路に対して深い理解が必要です。つまり、
「ピアノを始めたことを、せつ菜にだけ教えたと誤解されたかも知れない。歩夢のことだから、このことをもって仲の良さに差をつけられたと思うだろう
という推測を経て、即座に否定できるわけです。

ここで気になるのは、2人のこれまでの付き合いで、こういうことは以前にあったのかなということです。
これはあったんじゃないかと思います。今回歩夢は感情的に侑に問いかけているわけですが、人を感情的にさせてしまうことって、実際にさせてみるまでは想像もできないと思うんですよね。怒らせてからはじめて「言い過ぎたな」と後悔するような。

さてそうすると、2人がこれまで一緒に過ごしてきた中で、歩夢がこのように(幼いうちは特に)やきもちを焼いてしまい、クラスメイトなど他の友達を排除するということがあったんじゃないかという想像ができます。
ずっと一緒の2人の絆の影には、仲良くしたかったのにさせてもらえなかった子がいたかもしれない……

そんなことを空想していたというお話でした。

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