ジストニアと心理療法

私が通っている病院は精神科にも力をいれています。

ある日、心理検査をやってから帰るように、と言われて受けたのですが、その結果が心理士さんにはとても興味深かったらしく、フォローの日に

「ストレスを跳ね返す力がある」

という、神経難病患者にはとても良い状態だったということを言われました。

私の主治医の先生は、心を大切にしてくれる方です。いつも

「頑張りすぎてない?」

って心配してくれます。私が頑張り屋なのを知ってて、そういってくれます。

ジストニアは精神的な病と言われていた時代もありますが、いまではそれは完全に否定されています。

ところが、私の先生がいつも私自身のストレスの状態を気にかけてくださるのには理由があります。

精神的に弱いから発症する病気ではないから、精神論を除外する先生もいますが、精神状態の悪い患者さんは、精神状態が良い患者さんに比べてコントロールが悪いというのを長年見てきて感じ取ったそうです。

私のジストニアの状態がとてもよく保たれているのも、鬱っぽくなったりしていないからだそうで、逆に言うと鬱を併発している患者さんに精神科の治療をすると、ジストニアも軽減するという症例をいくつか経験されているようです。

ここでちょっと本のご紹介ですが

「幸せがずっと続く12の行動習慣」(ソニア・リュボミアスキー著)

を久しぶりに開いてみました。

ここにも買いてあるのですが、人生の中で死ぬほど嫌なことがあっても、それが自分の人生に良い方向に働くとすれば、どんなことか。

(これは、私が通っている心理士の先生にもお題を出されましたが)

人生で起こるすべてのことに意味がある、と考え、ジストニアになってよかったこと1つでいいから考えて来て下さい、と言われ、を振り返ってみると

・病気の人の気持ちが分る

・理解して下さる方がいると、勇気が持てる

・他人にやさしくなれる

などのいいことが浮かび上がってきました。

これはジストニアの患者さんだけでなく、ストレスをかかえている人にも

応用が利きます。

私が割とコントロールがいいのはこういうところに由来しているのかも。ご興味があれば、上記の本を読んでみてください。

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