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瀬戸内自転車旅行(その2 サイクリングしまなみ編)

11月の投稿の後、疲れてとっても書けなかった瀬戸内旅行記(笑)
なんとか写真もまとまったので、ここで一気にやっつけようと思います。
旅行記その2は、楽しみにしていた「サイクリングしまなみ編」
初サイクルイベントを左足に負書をものともせずに堪能しました。

スタートは真っ暗闇

さて、レースの集合時間はなんと早朝5時45分。しかも、5時45分には高速道路のスタート場所へ移動開始となっている。
と言うことは、5時半には向島運動公園に着いていないとダメ?
ここで不安に感じたのは、知らない道を暗い中で走るのは不安だったため、スタート前の集合場所「向島運動公園」まで、宿を確認した後に走ったから。

宿から運動公園までの道は途中まではフラットコース。しかし、途中で島の中央へ向かって道を左折する。
「島」だからね、中央に向かって走るとなればもちろん登り坂。
そして、運動公園って大体が山の上の方にある。まあ、避難場所にもなるくらいだから、高台に作られるのは当たり前。
高台、そう、苦手な上り坂。

交通事故での左足負傷→完治には至らず痺れ継続→フラットな道ならなんともないが坂道は負荷がかかる→左足が不安。
の心配の通り、坂の途中でギブアップ。最後の坂道は運動公園まで押して登ることになった。

そんな前日走行だったので、実際にかかった時間は宿から30分。でも、翌朝はまだ暗いうちに出発し、真っ暗な島の道を走らなければならない。と思ったので、翌朝宿を4時半に出発することにした。

大丈夫、私も初心者

心配したほどでなく、翌朝はすんなり運動公園に到着。いやぁ、前日走っておいてよかったわ。
集合時間より随分早く到着できたので、余裕でトイレも済ませ、同じスタートグループの方々とちょっと情報交換なんかしたりして。
「しまなみ走ったことあるんですか」「高速道路ってどんな感じなんでしょう」などなど。でも前の方のグループの「ガチ勢」さん達と比べて、なんちゃってなサイクリストの多い後ろグループ。
「いやぁ、私たちも初心者みたいなものですから、先頭なんてならなくていいですよ」なんて言って、みんなで先頭の譲り合い(笑)

そうこうしているうちに、高速道路への移動が始まった。
しかし、高速道路へは運動公園より先の坂道を登るのぼる!
坂道弱者の私は早々に自転車を押すことに。さっきまで先頭を譲り合っていた面々は、早々に自転車を降りて押したので、後ろに並んでいた足腰強い方々が我らを抜く抜く(笑)
まあ、初心者はこんなものですって。

さんざん坂道を押して、なんとか高速道路直前まで到着。
ここでなんと女性サイクリストと隣になった。ガチメイクでウエアもバッチリ決めているので「ガチ勢」参加なのと思って声をかけたら、
「しまなみ海道走るの初めてなんです。自転車もレンタルで」とのこと。あらあら初心者?「私も初心者のようなもんです」って打ち解けて、待っている間の寒さ対策とか、走り出した後上着はどうするのかとか、汗拭きタオルのこととか情報交換のおしゃべり。
「走り出したら、どんどん先いってくださいね」「いやぁ私も置いて行って構いませんから」なんてスタート前あるあるの会話。

大体、マラソンの時だって、いつもおいて行かれた私。きっと自転車だっておいて行かれるんだろうなと思いながらの初心者会話をしているうちに、スタートセレモニーも終わってやっと号砲!
待っている間が寒かったので、嬉しくってやったぁ〜と走り出した。
途端の結構な急坂。そうだよね、自動車専用道路の「高速道路」なんだから、坂は急だし、島と島を結んでいるんだからアップダウンは多いし、こんなもんだよね。と思いながらも一生懸命走る。止まるとそれ以上登れなくなると思ったし、走り始めに頑張っておかないと、途中で高速道路降ろされちゃうから。

なんて思って走っていたら、スタート前に一緒にいたオシャレ彼女は、はるか後ろで確認できなくなっており、私の周りには前のブロックのガチ勢のお兄さん達しかいなくなっていた。
あれ?私ってそんなに早かったんだっけ??

気がつけばガチ勢仲間

橋を2本渡って、サイクリストの聖地のある大三島へ到着。すでにエイドはいっぱいかと思いきや、今治から出発コースや途中の島をまわるコースなどのメンバーが混在している状況だった。なので、駐輪スペースはもういっぱい。置ききれない自転車がそこかしこに横になっている。
しかも、エイド出発の制限時間まで後40分足らず。
結構やばい。このままだと完走できないかもしれない。
マラソンでの関門閉鎖を思い出す。「バスで帰るのは絶対嫌!」と思ったので、エイドでの食事もそこそこに出発。
それでも、朝ごはん食べてなかったから、大きなチョコパンはとってもありがたかった。

2番目のエイドは伯方島。いつも「塩ソフト」を食べる道の駅が目指すエイドなのでいつものコースを走れたから安心して走行。
で、エイドにつくと多々羅大橋のたもとのエイドと大違い。
あれ、人数は少ないし駐輪スペースも楽々置ける。
しかも、制限時間を見てびっくり。
15時30分とある。

私が伯方島エイドに到着したのが10時半。ええ?これってギリギリどころか相当早いってこと?
マラソンレースでは味わったことのない余裕感。
もしかして、私は「ガチ勢」の仲間なのかもしれない、、、
そんなことを思いながら、2つ目のエイドを出発する。

余裕?の最終エイド、そしてゴールへ

伯方島を出発後、伯方・大島大橋を渡って大島へ。
大島のいつものしまなみ海道コースは、橋を渡って左折して「村上海賊の娘」の舞台の能島を見ながら海岸線を走って島の中央を横断して山を2つ越える。この道嫌いなのよね。毎回足がつったり息が上がったりで自転車を押す。あの坂を走るのかと思っていたら、橋を渡った後右折。そして海岸コースへ。いやぁ走りやすいしフラットだし、次は山越じゃなくてこのコースを選ぼうって思っていたら甘かった(笑)

島はそんなに甘くない。突然のアップダウンが始まって、二回目まではなんとか乗って超えたが三回目の坂道にきてギブアップ。押し始めたが、押していくうちにどんどん坂がキツくなる。
一緒に走っていた人やちょっと前まで走っていた人たちも次々に自転車を降りて押し出す。
その横をがっちりした外人さんのサイクリストが「ボチボチデスカ〜」と言いながらガンガン登っていく!体力ある人は違うわぁ〜

大汗をかきながら坂道を登った先には「田浦峠」の文字が、、、そして坂勾配10%の標識がありました。


田浦峠 勾配10%

私は、勾配5%までで限界です(T . T)

最後のエイド「よしうみバラ園」に到着は12時。あとは来島海峡大橋を越えるだけ。
エイドの関門は余裕の16時だったので、Facebookライブなんかやったりして、ゆっくり休憩後今治へ向かう。
来島海峡大橋は、全長4キロの一番長い橋なんだけど、もう高速道路の走行ではなくて歩行者自転車道の走行だから、追い越しなしの一列走行。しかも、同じコースを走った超ガチ勢の方々がその日のうちに尾道へ戻ろうと前から走ってくるから本当に追い越しなんてできない。
もう、ゆっくりペースで一列に並んでゴールまで走り続ける。

今治市内へは、国道ではなくて海沿いを走る回り道をここもまた一列走行。もう、周りのゼッケンの人たちは、若い番号の人しかいないじゃん(笑)みんなそこそこガチ勢だよね。
無事ゴールに到着したのは13時ちょうど。

私が今治に宿泊をすることを決めたのは、今治から尾道に戻る船の最終便が14時だったからなんだけど、、、
間に合ったじゃん(笑)イベントだけで帰ってもよかったじゃん(笑)
まあ、せっかく宿取ったし、翌日からは瀬戸内の島めぐりすることになったのだから結果オーライということで、宿にチェックインできる時間まで、ゴール地点でのトークイベントを大いに楽しみました。

ゴール後イベントなんて、マラソン大会では経験したことのないこと。だって、マラソンの時は、たいてい関門ギリギリ到着で、イベントなんて全部終わっていたからね。
いやぁ〜ガチ勢の人ってこんな楽しみがあったんだ。
そして、マラソンの時はいつも無くなって食べたことがなかった、エイドのご当地美味しいものもすっかり全部いただきました。
ガチ勢最高!また自転車イベント出るぞ!!

ということで、翌日からは瀬戸内島巡りのんびり旅行です😄


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