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交通事故で入院中の病室日記 その3

ちょっとグロい事故の怪我の話

昨日はげになり損なったので(笑)怪我の状況を説明しようと思います。

骨折は踵だけ。トラック日轢かれた割に骨折部位は少なくてラッキーでした。その代わり怪我が非常に酷かった。
膝から脛にかけては、皮膚がほとんど取れてしまっていたそう。包帯などで巻かれていたので見なくてよかったと、ホッとしてます。ホント、グロいのダメなもんで。

2月3日の事故直後、骨折の方はボルトで固定して翌週ぐらいからは、足首動かしてねと言われていたくらい。関節、骨などは元気だったのねと一安心。
しかし、オペは骨折だけでない!そこから毎週「デブリ」という壊死してダメになった組織を削っていくという相当に痛い処置が続きました。

皮膚がないから傷が塞がっていない。傷が塞がっていないから血や体液が流れっぱなし。それを防ぐためにビニールっぽいシールでぐるぐる巻かれて湯たんぽぐらいの機械が「ブイーン」と言いながら管2本で吸い取ってます。溢れてくる色々なものを。1ヶ月も聞いていたら、この吸い取り音にも慣れちゃった。

植皮の話

事故当時バラバラに剥がれた皮膚ですが、整形の先生たちががんばってくれたおかげで、太ももの下の方、脛の下側は何とかくっついたようで、太ももまで植皮しなくても良くなりました。
しかし、やはり膝は復活せず。4回のオペの間に膝周りは段々と削られていき、右足の半分ぐらいになってしまった。それでも不思議なことに、関節や筋肉は生きているから足曲げられるのよね。
「膝の植皮をした後はしばらく動かせないから、関節が固まらないように曲げ伸ばししてね」と言われてリハビリ頑張り始めて1週間。動かしては痛くなり、痛くなっては発熱し、発熱と頭痛で具合が悪くなって痛み止めを使って解熱する。良くなったらまた動かして、の無限ループが続いています。

今週のオペはいよいよ植皮。植皮の範囲が広いので、結局膝とそのほかに分けることになりました。
膝は伸び縮みするところで厚めに必要だから「お腹から取りますよ。余ってるでしょ」と言われて「お腹ならどこから取っていただいてもガンガン余っていますから」と答えました。結局傷跡が下着で隠れるあたりから取ることになったみたいなんだけど、「先生!腹の皮余りまくってます!」と叫びたい(笑)

膝とそれ以外という区分なのであれば、それ以外はどこから?となるでしょう。それ以外、脛周りの結構広い範囲は、頭から皮膚を取るんだそうです。
頭から取れば、取った後の傷跡は髪の毛で隠れるからと。そのためには髪の毛を全部剃らなくてはならない!これは結構ショックでした。
ただでさえ、坊主にするのはショックなのに、今の髪1月30日(事故の4日前)にカットして綺麗に金色に染めたばっかり。

世間にたった4日お披露目しただけで入院。そして坊主とは、、、
泣くに泣けないよね。
しかし、仕方がない。見た目より健康。足のために、髪はきっぱり諦めましょう。そして、入院日記にハゲネタで登場するはずだったのですが、頭からの植皮は延期になったので、ハゲネタと植皮後どうなったかの話はまたその4で。

病院の窓の外

2月中はずっとおひさまキラキラ青空のいいお天気で、明るい気分になり、3月に入って曇りがちの天気が多くなっても、眩し過ぎずカーテンを開けて置ける時間が長くなって気持ちいい。目の前に見える建物や道路は同じ景色でも、空の色や雲の形はいつも違う。長年の事務仕事で、部屋に閉じ籠り、その日の帰る時間に雨が降らないかと窓を見るだけの生活より、ずっと人間らしいかもと思う。空を見て、飛ぶ鳥を見て、気温や風を想像することができる時間ができて、本当に良かったと毎日思っています。
これからやりたいこと、自分は何にワクワクするのか、何を考えているのか、何ができるのか、そんなことをじっくり思い巡らせてまた入院日記を書いていきたいと思います。

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