「やれたかも委員会」に投稿したかったエピソード
吉田貴司さん作者の「やれたかも委員会」という漫画をご存知の方はいますか?
それに投稿してみたいようなやれたかもエピソードがあるので興味がある方は塾長やパラディソや満子女史のように判定していただきたいです。
(できるだけ漫画の語り手に寄せてみました。)
私が大学卒業前のことです。付き合って5ヶ月になる彼氏がいました。
週一で彼の家に行くという程よい距離感で彼への愛情は付き合う当初と変わらず、それよりかさらに深みが出ているようにも感じました。彼もそうだったと思います。
順調な私たちかと思えましたが、一つだけ悩みがありました。
夜、2人の感情が昂って普段ベタベタしない彼がきつく抱きしめてキスをしてくれると、もちろんそのまま色々あって挿入の流れになるのですが、いざとなると彼のものが萎むのです。
そんなことが続いて、私から誘いづらくなり、彼もしなくても幸せ的なことを言ってレス状態になりました。(夜の営みができたのは最初の数ヶ月数えられるくらい)
私は大いに悩みました。
原因はなんだろうか。私の何か発言がいけなかったのか流れが悪かったのか見た目に魅力が欠けているのか。何かヘマをしたには違いない。
重大な責任感と見つからない解決策に悩まされて1人のときはそれを思い出してとても悲しくなりました。
そして悩んでいることを彼に言うべきかどうかも悩みました。パートナーの片方が不満を我慢することは別れへの布石になりかねません。しっかり打ち明けて原因について彼と話し合うべきか。2人ともにとって辛い話題だろうが、将来的に考えて必要なのではないか。
悩みすぎた私は結論をこう出しました。
悩みを打ち明けるべきというのは私がしたいだけでただのエゴである。萎んだとき彼は「嘘やろ…」と手で目を覆いわかりやすくショックを受けていました。挿入時に萎んでいく自分のものに対して焦る姿も見ました。
私と同様に彼もまた自分をきっと責めているのです。
そんな中で私が「話し合い」なんて持ち出したら彼はきっとより悩み、責任を感じて自分を責めるでしょう。
私がやるべきことは営みがない夜だって笑顔で愛情を伝えることだと思いました。
そして私の悩みは
マッチングアプリで男性の意見を聞こうと思いました。なんなら理解ある人に出会えば体を預けて性欲を解消しようと思いました。そして私の直すべきところを指摘してほしい。
この考えは一般的に悪だとされるでしょう。理解し難いと嫌悪感を示す人もいると思います。
しかし迷走しまくりながら真剣に考えた方法でした。
性の欲求を外で発散したら彼に対して悩まずに付き合えるのではないかと。彼が私としたいと思えるようになるまで穏やかに待てるのではないかと。
そしてマッチングアプリで1人の男性に会いました。
高身長な上にワックスでセットされた髪を見て、最初の印象は「アプリを使いこないして遊んでそう…」でした。
お洒落な居酒屋で喋っているとお酒があまり強くなくて経験人数が私より少なくて大学で部活を週6で頑張っている青年であることがわかりました。
私も大学4年間は部活を全力でやってきた人間だったので、最初の印象とは違う彼の真面目さに安心しました。
会話のキャッチボールもスムーズだったので酔った勢いでアプリを始めた理由を打ち明けました。(大した意見はもらえませんでした。)
彼女を探してるんだったら申し訳ないと先に謝ったらこのアプリで本気で彼女探したりしてないと言いました。彼が私にとって条件が一致した人物だと感じてきました。
ホテルに誘われたので、もう後戻りできないという思いで「行っちゃう?」とあっけらかん風に応えました。
ベッドの上で彼は緊張していて酔いもすっかり覚めていました。本当に経験が少ないのだと感じました。ここはクズの私がしっかりビッチになって彼をリードしなければならないと思い、「くっついていい?」「チューしていい?」と甘えて前戯が始まりました。
ゴムをつけるのに苦戦してたのを静かに見守りながらいざ挿入となると、
入らない。
入れる場所に少し手間取っている間に萎んでしまいました。
お酒が弱いと言う割に酔うまで飲んでいたので前戯のときから硬さの波は少しありましたがいざ本番となって彼のものはすっかり元気をなくしていました。
それから「ごめん酒のせいで」と言われ、優しくいいよと返して2人でくっついてピロートークのような時間になりました。
家がどこらへんだと教えてもらい、じゃあ次は家に行こっかなと応えました。
駅まで送ってもらい、バイトのシフトが出たら連絡する!と電車の中でメッセージが来ました。了解のスタンプを返した後、彼からの連絡は来ません。
普段何も信仰していないですが、このときは天が私の愚行を制止したのかなと思いました。
やれなくてよかったのかな。
やってたら何か変わったのだろうか。
もし彼がお酒を飲みすぎていなければ、私はやれていたのでしょうか?
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