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もっと魅力的な場所へ!「贅沢にゆっくり過ごせる」泉水キャンプ村にリブランディング

九重町にある「九重グリーンパーク泉水キャンプ村」は敷地内に露天風呂があり、真夏でもとても涼しく、キャンプとお風呂好きには最高のキャンプ場です。

実は、私のお気に入りNO1キャンプ場でもあり、これまでに10泊ほど利用させてもらっています。

そんな泉水キャンプ村ですが、施設の老朽化やコロナ禍の利用者減により
多くの課題を抱えています。

この度、地域科学研究所が泉水キャンプ村の再生可能性について検討する機会を頂きました。
取り組んだ内容の一部と今後のビジョンについてご紹介します。

泉水キャンプ村の課題と再生アイディア

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キャンプ村での話し合い。アイディアが次々にできてきます。

リブランディングを検討するにあたり、まずは現状の課題や強み、弱みの洗い出しを行いました。
大分にUターンを希望する学生にも参加していただき、3回のワークショップを実施しました。

その様子はこちら↓

泉水キャンプ村の課題として
・コロナ禍による利用者数の伸び悩み、売上減。
・ロッジや諸施設の老朽化に伴う維持管理費の増加、魅力減。
・情報発信が弱い。
などがあります。

また、泉水キャンプ村の課題を確認する中でキャンプ村の隣にある「九重コミュニティセンター」も十分に活用されていないことが分かりました。

九重コミュニティセンターには会議室や屋内運動場、内湯があり、学生のスポーツ合宿などで主に利用されていますが、利用者が伸び悩むなどの課題が見えてきました。

再生アイディアとして様々なものがあがりました。一部、ご紹介します。
・プライベート感のある広いテント区画
・ファミリー層向けに子どもの遊べる広場付きゾーン
・ロッジ数を削減し、棟の間隔を広くとったプライベート感のあるエリア
・目標来場者数を達成すると新ゾーンオープン
・メンバーシップ制度 
・超参加型ワークショップの開催

泉水キャンプ村の今後について一番の魅力である雄大な自然を贅沢に感じることができるような、空間をつくる方向で検討が進みました。

泉水キャンプ村のコンセプトが決定

ワークショップや打ち合わせを重ね、キャンプ村のコンセプトは「贅沢にゆっくり過ごせるキャンプ場」に決まりました。
広々としたキャンプ村を特色のある各エリアにゾーニングし、段階的に改修していく計画を作成しました。

エリアイメージ。それぞれ特色のあるエリア作りを計画しています。

3,4年ほどかけてロッジの改修やドッグランの整備、トイレの整備を実施していく計画です。

また、冬場に減少するお客さんを呼び込むためにサウナを設置するのはどうか?という案がでたので、早速2月にサウナの実証実験を行いました!

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組み立て式のサウナボックス。奥には水風呂も。ととのった後は露天風呂へ。

90度以上になる貸切のサウナに参加者は大満足だったようです。
すぐそばに露天風呂があるので、サウナに入った後もスッキリとリフレッシュできます。
冬場だけでなく、年間を通して利用できる可能性を見いだすことができました。

今後の取り組み

今後は情報発信や利用者がより利用しやすくなるような取り組みが重要だと考えます。
改修されていく様子をSNSやHPなどで発信し、より多くの人に泉水キャンプ村の魅力が伝わるように一緒に取り組めたらうれしいです。

どのように進化していくのか?今後の泉水キャンプ村に注目です♪
九重エリアは自然が豊富でとても素敵な場所なので、ぜひ泉水キャンプ村に宿泊し、周辺の自然散策を楽しんでみてくださいね。

written by Maho Fujimoto
photo by Toshihiko Nishida、Yuta Ando


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