【大分県由布市挟間町】第2回はさましらべ~大分川親子釣り教室・環境学習~
2022年8月20日、大分川の四季折々の自然や生き物のしらべを調べていこうという趣旨のもと、大分県由布市挟間町の地域に住む小学生親子を対象に、大分川を知って、学んで、体験する「はさましらべ~大分川親子釣り教室・環境学習~」イベントを開催しました!
まずは会場準備
朝7時、大分県由布市挟間町を流れる大分川の河川敷にはさましらべのスタッフたちが集まり、竿やバケツ、魚たちの餌の準備が始まりました。
イベントの主催である「挾間水辺空間利活用推進会議」は、大分川流域の河川をもっと活用してもらうために、清掃活動の推進や環境保全を目的とした会です。今回で第2回目となる「はさましらべ」では、漁協組合の皆さんを中心に慣れたご様子で準備を進めていきます。
準備を進める中で、漁協組合の釣り糸を餌が簡単にはずれないように結ぶ結び方を教えてくれました。
何気なく竿の準備をしていると、漁協組合の方があらまあといったご様子で「こりゃ【中落ち】しとるわ~」 と声をかけてきました。
中落ち…?
「中落ち」とは、竿の節を出す順番を間違えて元竿側に入った状態のこと。中落ちにならないよう、慎重に竿の節を出さなければいけなかったのです。
準備の段階でも、釣り初心者の私にとっては知らないことだらけだなあと思い、目の前で流れる大分川がきらきら輝いて見えました。
いざ釣り体験!投網の迫力
徐々に参加者が集まり、釣り教室の始まりです。
約16組の親子が、「早く釣りたい!」と、そわそわした様子でスタッフのお話を聞いています。
竿を持つと、子どもたちや参加したスタッフも、真剣そのもの!
中にはもっと釣るためにはどうしたらいいのか熱心に話している親子もいました。
「大きい魚釣れるかな…!?」 「この魚の名前はなんだろう?」
はさましらべに参加した全員が、楽しそうに釣りを体験していました。
漁協組合の方々が実際に投網を披露すると、子どもたちは網に引っかかったたくさんの魚たちを見て目をキラキラ輝かせていました。
釣れた魚は何者なんだろう?
周りの先生方に教わりながら、人生で初めて自分の力で魚を釣りました!
釣れた魚の正体は…
カワムツです!想像していたよりもきれいな魚で驚きでした。
魚の専門家・富山さんから魚の種類や特徴の説明があり、バケツの中を覗き込みながら、熱心に耳を傾けていました。
釣った魚の種類が6種類もあることや、魚の模様が頭の向きに対して縦模様か横模様かで種類がわかることなど、魚に関する知識がたくさん身につきました!
今後の取り組み
一昨年から開催している「はさましらべ」(去年は新型コロナウイルスの影響により中止)は、子どもたちが自然の中で身近な環境や生き物を体験し、いろんなことに興味をもつきっかけになるイベントです。
そのようなきっかけが地域にたくさんあると、子どもたちの好奇心が地域に生まれ、その好奇心が地域の活力につながっていくと感じました。
地域の人々が暮らしやすいまち、生活しながら「ここはいいまちだな~」と思えるようなまちづくりを目指して、私たちは今後も様々な活動に取り組んでいきます。
Written by Chihiro Uchibayashi
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