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3月の #今日のソーシャル ②

パブリックマインドは、様々な社会課題(Social)、環境に関する課題(Sustainable)、伝統技術に関する課題(Traditional/IP)を中心に、その解決の支援をできないか模索を続けています。

様々なやり方で社会課題の解決に取り組まれている方々の情報を日々キャッチアップしてTwitterで発信する  #今日のソーシャル

3月分の振り返りの後半です。環境・サステナブルや伝統工芸・技術、企業による社会貢献について振り返ります。

(3月分の振り返り前半、社会課題についてははコチラ↓をご覧ください)

環境・サステナブル

サステナブル消費という言葉が使われるようになってきて様々な企業などによる取り組みが見え始めています。しかし、「衣服の墓場」と題したNHKの取材記事はビジュアルとともに強い印象を与えます。

サステナブルについては、私たちパブリックマインドも3月2日にオンラインイベントを開催しました。こちらの記事も知る・学ぶきっかけになると思います。

伝統技術を取り巻く課題

伝統工芸や伝統技術を取り巻く環境についてもキャッチアップを続けています。

伝統工芸振興については国(経済産業省)や自治体が予算をつけて動いていることがわかります。例えば、岐阜和傘は経済産業省が237品目目の伝統工芸品として認定され、今後様々な振興策に対して助成が行われることになるはずです。

一方で独自な動きも。例えば高岡伝統産業青年会の動きは特徴的です。
10年続けている工房見学ツアーにプロレスラーを招待して、場外乱闘用の「パイプ椅子」をつくったり、

漆や鋳造の伝統技術の職人が県外のデザイナーとタッグを組んで新製品開発。

京都のスタートアップ企業EIJは京友禅をインド伝統衣装を融合して京友禅サリーをつくっています。

高岡伝統産業青年会もEIJも、それまでの伝統工芸の枠にとらわれず、異分野・異業種など「異なる」世界と連携しているところが非常に興味深く、ニュースとしての発信力も高めていると思います。

引き続き、全国各地の伝統技術・工芸の方々の新たな動きをウォッチし続けたいです。

企業の社会貢献 スポーツクラブの活動

企業は提供する商品やサービスを通じて社会に貢献しますが、それ以外にも社会貢献をしようという動きがあります。メセナ(芸術文化支援)やCSR(企業の社会的責任)など時代とともに言葉を変えながら続いてきたことですが、令和の今の時代に沿った多様な取り組みがあります。

その一つが存在自体が地域や社会に貢献する公的な意味合いを持つスポーツクラブ。プロ野球(NPB)、Jリーグ、Bリーグ、ラグビーなど様々なスポーツクラブが積極的に社会貢献活動を行い、積極的にPRしています。


中でも、横浜Fマリノスは、知的障碍者サッカーチーム、横浜F・マリノスフトゥーロをいち早く設立し、今年からクラブ本体とは別に一般社団法人を起ち上げ、地域振興をはじめとした事業を始めています。

引き続きスポーツクラブの動きは追いかけていきます。

企業の社会貢献 金融商品の活用

地域金融機関を中心に預金者や社員の寄付に上乗せして寄付をする「金融商品」を使った支援事例も多く見られます。例えばいわき信用組合の「いわしんSDGs応援定期預金」

企業の社会貢献 前向きな障害者雇用

私たちが「社会課題」として注目する障害者就労は、一般的に「ハンデのある就労」と捉えられがちです。しかし「工夫次第で実は事業に貢献する」ことに気づき始めた企業もでています。徳島の日産系ディーラーが人手が不足しがちな中古車の商品化作業を通じて障害者の潜在力に気づき、自ら就労継続支援事業所を開所したという事例。

大東建託の関連会社は興味のあることへの集中力が高いという特性を生かして、RPAプログラマーとして就労機会の拡大を進めています。

こうした前向きな障碍者雇用の事例は、もっと真似されてもよいと思います。引き続き情報を集めています。

■企業と社会貢献 何気なく寄付につながる仕掛け

日本ではどうしても「寄付」という習慣がなかなか根づいていない状況ですが、様々な工夫が行われています。

たとえばサイト内の記事を読むことで、その記事に書かれている社会貢献団体を支援できるジョンソンエンドジョンソンによるJ&Jクリック募金

非接触タイプのクレジットカードのタッチ決済数に応じて、社会課題解決に取り組む団体に寄付を行う、三井住友カードによるVisaタッチのタッチハッピー

何気ない日常が、寄付につながる、このような取り組みは素晴らしいと思います。


以上、3月の #今日のソーシャル の振り返りでした。これからも日々キャッチアップしていきますね。


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