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個人の時代のトラップと回避法


「個人の時代」と言われてしばらく立ちますが、その弊害というか生きづらさが顕著になってきていると感じています。「個人の時代」のトラップとその回避策について話したいと思います。

■個人がメディアを持てるようになったことで起きたこと


YouTube、Instagram、Twitterなど、個人が簡単に発信できる時代になり、事務所や企業に所属しなくても、個人が多大なる影響力を持てるようになりました。
その結果、膨大な量の個人コンテンツがネット上に溢れるようになりましたよね。例えばYouTubeには、もうそれこそテレビ番組より面白いんじゃないかみたいな映像がたくさんありますよね。

ざっくりみつくろっただけでも、それなりに面白くて有益なYou Tubeがたくさんあります。


●筋トレ:ぷろたん


● ヘアケア:宮永えいと


●恋愛:華金カップル




●エンタメ:えびすじゃっぷ

YouTubeに限らず、アーティストでもSNSから人気に火がついて、世界的に活躍するような方が出始めています。

瑛人とYOASOBIには共通点がある。それはCDを1枚もリリースせずにSNSをきっかけにバズった部分だ。主にTikTokで多くのユーザーが弾き語りによるカバーを投稿したことがきっかけにバズった二組という点である。

https://realsound.jp/2020/06/post-563383.html


■才能格差が露呈する時代

才能が元々ある人たちにとって、現在のような環境は非常に喜ばしいものだと言うことが言えます。
しかし一方で特に才能がない人間(凡人)にとっては非常にしんどい時代になったとも言えます。
それは、格差が可視化され、かつて以上に強調されるからです。
かつては才能があっても機会に恵まれなければメディアには出られませんでしたし、会社員になる道を歩まずに芸人の道を歩むなどのリスクを取らなければリターンも得られませんでした。

しかし、現代は才能さえあれば一度はブレイクすることが容易になりました。逆に、何をやっても再生回数やフォロワーが増えない人ももちろん存在します。


■注意!みんながみんなブランド人にはなれない。

『ブランド人になれ!』という書籍がありますが、ブランド人を目指してもなれない人も存在するのです。
むしろブランド人になれない人のほうが数は多いと思われます。

https://amzn.to/3msxztz


以下はブランド人になれの紹介文と目次ですが、才能のある個人に向けて書かれていることがなんとなくわかると思います。

個人の時代が到来し、もはや大企業の看板では生き残ることができなくなった。これからは会社の名前より自分の名前が強い人が勝つ時代。
いかに自分の名前をブランド化するか、日本一のスーパーサラリーマンが徹底的に伝授する。

目次
はじめに 真面目に働くのをやめましょう

第1章 仕事とは何か
・辛い仕事ほど給料が安く、楽しい仕事ほど給料が高い
・誰にでも出来る仕事をするな
・生産性ってしってますか?
・さらば昔のサラリーマン
・これからは「最強サラリーマン」の時代
・くだらないことをやめる
・カネではなく価値を稼ぐために働く
・個人の名前で仕事をもらえ
・選ぶべき会社、選ぶべき仕事
・働いたら負けだと思っている

第2章 マーケットにさらされろ
・市場を意識しろ
・株、仮想通貨、なんでもまずやってみろ
・リア充たれ
・今からこの水を売って来い
・あなたはいくら給料が欲しいのか
・就職面接では何を語るべきか
・市場を観察する。きめ細かく。
・一所懸命ではなく自分はどこで輝くのか見極めろ
・そのサービス、その商品は何のためにあるか
・商売の基本は相手を想像しきること

第3章 発信者たれ
・フォロワー1000人いかないやつは終わっている
・全発信者時代の意味
・フォロワー数があなたの価値だ
・誰もやっていないことを探せているか?
・評価経済の勝ち組と負け組み
・会社人が個人で発言する意味
・会社に怒られてもへっちゃらだ
・炎上しない奴は燃えないゴミだ

第4章 伝説的なプロジェクトを作れ
・倒産寸前の会社、二部リーグの組織へ行け
・会社にどれだけ大損をさせられるかがあなたの価値だ
・サラリーマンほどリスクを背負える立場はない
・会社の名前ではなくプロジェクトの名前で自らを語れ
・君は目の前のプロジェクトにワクワクしているか?
・LINEから●●にうつった理由

■みんながみんな「才能強調競争」に参加する必要はない

「独立して個人でやっていく!」「脱社畜!」と言って芽が出ない人はたくさんいます。そういう人は、無理して個になる必要はなく集団や資格の庇護のもとで暮らすべきだと思います。

個人の時代の「才能強調競争」に参加してしまうワナとして、KPI(評価指標)が数字しかないことが存在します。
フォロワー数5000人と30000人だと、後者をすごいと勘違いしたり、
売上が100万と1億だと後者を盲目的に優れていると思い込んだり。
数字やお金しか指標がなくなります。
そうするとこういう意見に流されやすくなります。

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でも一日に1000万稼いでる人の幸せと一日に1万円稼いでる人の幸せは1000倍の差もありません。もしかしたら2倍もないかもしれません。

数字はもちろん有効な指標ですが、長期的に仕事をして生活をしていく場合、数値では評価しきれない指標も重要です。

以下には、「才能強調競争」に巻き込まれないための方法を紹介しています。

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