国家は国民次第です。
1974年1月の田中角栄総理は東南アジア歴訪の最後の訪問国としてインドネシアを訪れた時、「反日」暴動が起きました。マラリ事件として知られています。日系企業が、当時の独裁政権であるスハルト大統領側近の権力者や華人系財閥と連携してビジネスを拡大していたことに対しての「反日」運動でした。それまで日本政府は、インドネシアを商売の対象として見る考えが強く、国民への関心は薄かったのですが、マラリ事件で、日本政府のインドネシアに対する見方や外交の考え方が変わりました。その事件を機会に日本の