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あなたが抱える慢性的な痛みを緩和する一つの手段

腰痛や膝痛、そして肩痛(肩こり)などの症状に悩まされている方は多いと思います。

そんな痛みを緩和させることに繋がるかもしれない方法をご紹介したいと思います。

原因を探る

構造的に問題のない状態での痛み(いわゆる慢性的な痛み)を抱えている方にまず試して欲しいことが、
(構造的な問題による痛み、例えば腰椎椎間板ヘルニアや前十字靭帯損傷などの痛みは、トレーニングなどの前に治療が必要なので)

『原因を考える』

ということです。

例えば、慢性的な腰痛を抱えている方の場合、

長時間のデスクワークのような動きのない座り姿勢の後、立ち上がろうとした時に痛みを感じるといった時、
その方の腰周りは”丸まったような状態”で固まってしまったのでは?と考えられます。

いわゆる”猫背姿勢”のような感じで。

となった時、この猫背姿勢を改善していくためのトレーニングで何か有効的なものは無いか?と考えていきますが、

この方の腰痛の原因として、

「猫背姿勢からくる骨盤後傾」だけが原因ではない可能性もあります。

なぜなら、同じように長時間デスクワークを行っていても、腰痛にならない方もいるからです。

骨盤後傾になりやすい姿勢が、腰痛を引き起こす要因の一つである可能性は高いですが、
それだけではない”他複数の要因”も考えられます。

ここで考えられる”他の要因”とは、例えば、

①長時間の股関節屈曲位(座った時の股関節の位置)による腸腰筋などの問題。

②本来はある程度動きを出したい胸椎の可動性が、デスクワークという上半身の動きのない作業によって固まってしまった可能性。

③座った状態での作業をするスペースの問題。例えばパソコンの位置や机やイスの高さなどです。

①と②の考えられる原因は腸腰筋や胸椎など、自分の身体の問題ですが、(ここでは例としてですが)
③は仕事環境の問題です。

この③みたいな原因を考えることも必要です。

身体を変えていく前に

骨盤後傾や①や②のような、自分の身体についての問題を
「トレーニングで改善していこう!」ということも確かに大切なことですが、

まずやってみて欲しいことは、③のような原因を”変えていく”ことです。

この方の腰痛の原因の大元が
”長時間のデスクワーク姿勢”だと考えられるなら、

①長時間の座った姿勢を短時間にしてみる

②机の高さやパソコンなどの位置が悪いのなら変えてみる。

③椅子を変えてみる

など、

『環境を変えてみる』

ということをまずやってみてはどうでしょうか?

痛みの原因をいきなり「自分の身体の問題」だけに絞らずに、
身体をそうさせてしまった「環境の問題」にまず目を向けることも大切だと思ってます。

もしこれが大元の原因なら、いくらトレーニングを頑張っても環境要因に負けてしまうことがありますからね。

あなたの場合はどうですか?

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