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筋肉を鍛えるだけがトレーニングではない

トレーニングがもたらすもの

今年に入って、出向先のトレーニング指導現場やお店で、新規の皆さまにトレーニング指導をさせて頂く機会が増えてきましたが(コロナ前は)

トレーニングの目的やカラダの悩みの多くに

「痩せたい」「スタイルを良くしたい」「引き締めたい」
といった”見た目”に対するご要望がやっぱり多いように思います。

多くの方の「トレーニング」のイメージは

『トレーニングによる割れた腹筋』
『有酸素運動によってシェイプされた身体』
『ベンチプレスによる分厚い胸板』

などの”形を変えていく”トレーニングのイメージが強いと思います。

もちろんこのような”形を変えるトレーニング”=”造形トレーニング”も我々人間にとっては必要なトレーニングであることには間違いのないことですし、

多くの方にどんどん実施していただきたいトレーニングです。

しかし、皆様があまり気付いていない部分の
「トレーニングがもたらすもの」が僕的にはとても大事だと思っています。

それは、トレーニングの初期の反応でもありますし、トレーニングを継続的に行っているからこそ身についているものでもあります。

体型以外に明らかに違うもの

トレーニングを始めて行う方と、トレーニングを始めて何年も経つ方とを比較すると明らかに違うところが多々あります。

これは体型ではなく、むしろ体型に関しては殆ど変わらない(もちろんとても太っているとかではなく、適正の体型での比較)状態でも、

いわゆる「動き」に関しては雲泥の差があります。

なかなか言葉でこれを表すのは難しいのですが、

「きつい動作での身体の小刻みな震えが少ない」
「姿勢(フォーム)がキレイ」
「動きのタイミングが良い」
「見ていて安定感がある」

言葉で書くと「こんなの違いが判るの?」って思うかと思いますが、

「確実にわかります!」

では、何が変わったのか?それは…

「筋肉の発火のタイミング」「重心のとらえ方」「必要な個所への力の入れ方」「呼吸」などがあげられます。

このような変化は、体型を変える変化よりも相当な恩恵をもたらします。

まずはこのような「カラダの使い方」を呼び起こし、

「自分のカラダってこんなに楽に動かせるんだ♪」
という感覚を身に着けてもらうことが大切だと思っています。

人間という生き物は、本来素晴らしい機能を持ち合わせています。

しかし、様々な悪習慣によって、その素晴らしい機能は退化し、劣化していきます。

その機能の退化、劣化を気にせずに、”見た目”だけにとらわれてしまわないように、僕が担当させて頂くお客様にはお伝えしています。

ただただ闇雲に身体を鍛えていてもこのような機能は蘇りません。

やはり「機能的なトレーニング」の要素を取り入れたトレーニングを行う必要があります。

それに多くの方が早く気づいて欲しいなぁーと思う今日この頃です。


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