見出し画像

フィリピンPTとの楽しいオンライン英会話を振り返る(May 26)

本日は3回目のオンライン英会話。
前回問診と身体評価を行なった膝関節症例に対してエクササイズを指導すると言う内容だ。

分かっていた。

私が特に苦手なのはこの英語でのエクササイズ指導だ。

なぜかと言うと、普段は実際にエクササイズを隣でやってみせて、「like this」「copy me」で済んでしまう(済ませてしまう)から。
で、質問されたことに対して「you should feel this muscle stretching」とか「10 seconds of 3 sets」とか「good」とかあってるのかどうかも分からない英語で返答することでなんとかなってしまっているから。

実際には運動療法にはこだわりを持っているので、「もうちょっとこう」とか「その時はもっと腰を深く落として」とか付け加えたいことはあるんだけど。。
多分患者さんももっと丁寧な説明だったら安心して、自信を持ってエクササイズを行えるはずだとは思っているんだけど。。

そして、予想は見事に的中した。

1つ目のストレッチングを説明した時に、途中までは「うんうん」と頷いてもらえていたのだが、途中からちょっと困った表情になり、
「今こんな感じなんだけどどこかおかしくない?」と絵を書いて受け取った指示の姿勢をみせてくれた。
私の記憶が正しければこんな感じだ。

ストレッチ

こ、怖い。。
手が3本生えてる。。
千と千尋の神隠しに出てくるやつだ。。


本当はこんなストレッチをやってもらいたかったことが最終的には伝わった。

画像2


2つ目のエクササイズは、誰もが知っているであろう、大腿四頭筋セッティング。

これは問題なく伝わった。終始にこやかだった。
だって、ほとんど三木さん編集のこの本に書いてあったものを言っただけだから。
“PT、OTが書いた”と言う点で価値がある、リハビリテーション英会話に関する本。オススメ。


3つ目のエクササイズは、スプリットスクワット。
AKPの症例に対してこのエクササイズを行う際の注意点は、大腿四頭筋ではなく大臀筋やハムストリングスを感じることができて、膝前面に痛みを出さないこと。

でも注意点も含めて説明しようとすると…
再び釜爺が出てきそうな雰囲気になるが…

最終的には「こう言ったらいいよ」と教えてもらえることに。
加えて、「こうしたらダメとネガティブな発言をするより、こうしたらいいよとポジティブな発言した方がいいよ」と言う、確かにそうです臨床ではそう心がけていますがすみません英語になるとそんな基本的なことまで忘れていましたと言うアドバイスまで頂くことができた。
英語を勉強しているつもりが、声かけについて再度気をつけなきゃ、と臨床を見直すきっかけさえも与えてくれるフィリピンPTとの英会話。
ホントいい機会。

今日は学んだ表現を復習しておしまい。


本日学んだエクササイズに関する英語表現

①Quad stretching
A. Half kneeling
Kneel with your right knee on the floor and your left leg at a 90-degree angle in front of you.
Using your left hand, reach back for your right toe/foot/ankle.
Keeping your body in straight try to
(a) thrust your right hip
(b) drive your hip to front by squeezing your buttocks
(c) move your hip forward without changing the position of your knee
Hold it for 10 secs, let’s do 3 repetitions per set.
We will finish 3 sets.
You should feel stretch in your anterior thigh, your front part of hip also.
Please stop if you feel discomfort or pain, other than stretch pain.

Alternative if the patient has problem loading on the right knee
B. Side Lying
Lay down on your left side, put your left leg in front.
Keep your body straight and try to reach for your right foot/ankle.
To do so, you may
(a) Pull your foot to your buttocks
(b) Bend your knee backwards while you hold on your foot/ankle
Hold it for 10 secs, let’s do 3 repetitions per set.
We will finish 3 sets.


②Quad sets
Sit on the floor with both legs extended, and put a towel roll under your right knee.
And then press on the towel for 3 secs.
We will do 3 sets with 10 repetitions each.


③Split squat
While in standing position, have your right leg take a long step forward.
Your left leg stays at the back with minimal weight.
Put your weight on your right heel.
Keep your trunk straight and slowly lower your hip (until your right knee is on 90 degrees OR the lowest that you can go without pain).
You should feel your right buttocks tightening/squeezing.
Keep the position for 3 secs.
We will do 3 sets with 10 repetitions each.
You should not feel pain or discomfort on the knee during this exercise.


そういえば前回のレッスンで、膝の痛みについて聞き、身体検査しているとき。
患者さんになりきったフィリピンPTが、「すごく痛いんだけど、脚切断しなきゃダメなの!?」と聞いてきて。
「う〜ん、そうかもね。」ととっさに返して
「嘘でしょ!?笑」みたいなやり取り

今担当している外人患者さんのおかげで、ふざけた会話でのレスポンス速度だけは上がっている気がする。


そして先週の土曜日、別の外人患者さんの初診にて。
このオンライン英会話で痛みに関する質問や問診での表現を学んで。
おお!前よりもスムーズに会話できてる気がする!と感じることができた。
その初診患者さんからも「ところで、あなたの英語はグッドだね。海外に住んでいた経験あるの?」と言ってもらえた。
お世辞で言ってくれてる部分もあると思うけど、こう言う時は素直に喜べる人間でありたい。

今度こそ今日はこれでおしまい。

来週は肩疾患の症例。がんばるぞー。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?