2023年特級ファイナリストからのメッセージ
2023年特級の舞台から1年が経とうとしています。2023年特級クラウドファンディングでは大変多くの方々からご支援をいただき、特級入賞者たちの各地でのコンサート出演や研鑽の機会へと活用させていただきました。2023年特級入賞者たちから、そうした活動を振り返ってメッセージをいただきました。
鈴木愛美さん(2023年特級グランプリ)
昨年の特級クラウドファンディング「サポーター賞」では、多くの方から温かいメッセージをいただき、とても嬉しかったです。また、ライブ配信で多くの方に演奏を聴いていただく貴重な機会となり、興味を持って実際に演奏会に来てくださった方もたくさんいました。コンクール期間から注目してくださる方々に、最近の演奏が進化していると評価いただけることも喜びです。全国各地で人々や子供たちと交流し、名産を楽しむことも楽しかったです。初めての学校クラスコンサートでは、想像以上の集中力で聴いていただき、とても感激しました。各地のコンサートで子どもたちと交流し、そのパワーから私も力をもらっています。この1年間で数多くの経験を積み、音楽的にも大きく成長できたと感じています。
三井柚乃さん(2023年特級銀賞)
全国各地での入賞者記念コンサートにて、ゲスト演奏の機会を多くいただきました。普段訪れることの無い地で演奏することは新鮮で、同じ日本でありながらも、吹く風や鳥のさえずりも普段とは違うように感じ、凝り固まった感性がほぐされていくようでした。
そのような地で、小さな子供たちの演奏を聴くことが出来たのも大変尊い機会でした。虚飾も偽りもない、純粋に音楽をするその姿にただただ感動させられたことは、素晴らしい音楽体験として自分の中に残っています。
神原雅治さん(2023年特級銅賞)
ピティナ特級で入賞してから変わったことはいくつかありますが、自分の中で一番大きかったのは多くの演奏の機会を頂けたことです。今までよりも演奏の機会が増えたことによって色々な弾き方を試してみることができたので、本番を経験していく中で自分の演奏もさらに試行錯誤しながら磨くことができました。頂いた本番の中にはトークコンサートという話すのが苦手な僕には大変なものもありましたが、そういったことも含めて沢山の機会を頂けたことは、僕にとってとても貴重な経験になったなとピティナが終わってからの生活を振り返って感じています。
嘉屋翔太さん(2023年特級入選)
特級という最も大きな舞台を経験し、コンペティターとして臨む『ピティナの夏』に一区切りがついた今、自分が歩んできた道のりと将来的な教育の理想像について考えることが多くなりました。第一歩として、6月より個人レッスンを行っています。
音楽と勉強の両立を試みた過去の入賞者の方々は数多く、まさに今それを志す人も多くいらっしゃると思います。現在、ピティナの皆さまのお力添えを頂きつつ、マルチな才能を育むためのプロジェクトを構想中です。豊かな文化を発展させる取り組みを、より多くの方々と共有できれば嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?