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飯田有抄のショパコン日記10〜ショパントークのあの人! アレッサンドロ・トマジさん

まだ日本にいてYouTubeで配信を見ていたころ、お楽しみの一つが「ショパン・トーク」コーナーでした。昼の部と夜の部、それぞれ間に30分ずつ休憩が入りますが、そのタイミングで流れてくるインタビューコーナーです。

基本英語ですが、各国からのコンテスタントたちが、英語得意な人もそうでもない人も、みんなで一緒になって語り合うあのリラックスした雰囲気は、コンテスタントたちのまた違った一面が見られて、すごくいい企画だなと思いました。

あれも、現場ではどこでどんなふうにやっているのかなぁ、と気になっていたんです。

来てみてちょっとびっくり。1階客席の、上手側の出口の、もうすぐそこで収録なんですね。「わ!こんなに近いの?!」という感じでした。

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休憩時間ですから、続々と人がホール内から出てきて、この収録コーナーを横切りながらお手洗いに行ったりするので、けっこう雑然と人が横を通り過ぎる感じ。立ち止まって見てると、ちょっと邪魔になっちゃうかな、的なスポットでした。

インタビューを受けてる人たちは小さなピンマイクを口元につけていて、配信では綺麗に声が聞こえていたけど、現場では拡声用のマイクがあるわけではないので、実はそばで立ち止まっていても、何を言っているのかよく聞こえない。司会者とコンテスタントたちも、離れてしまうと聞き取りにくいかもしれない状況。だけど、あんなにスムーズにお話が進んでいたんだなぁ、とあらためて感心。

「ショパントーク」コーナーファンといたしまして、会場にいるとキャッチアップできないので、あとでゆっくりアーカイブから掘り起こしたいと思っています。(残しておいてください!ショパン研究所さん!)

そんなわけで、密かに注目してた司会者のお二人、工藤奈帆美レイチェルさんとアレッサンドロ・トマジさんですが、訪問初日の会場で、ふわ〜っと歩いておられたトマジさんに遭遇! これまた、なんですかね、画面のあの人だ!という、すごく嬉しい気持ちになって、思わず声をかけさせていただきました!

「あ、あの、ショパンコーナーの...方、ですよね...」(ほぼただのファン)
「そうですよ!(ニコッ)」
「日本で配信見てました!すごく楽しいコーナーで...(あわあわしながら感動を伝える)」
「わ〜そうなんだ、嬉しいな」

という流れのあと、日本のプレスできました、よければ写真を...とお願いして撮らせていただいたのがこの一枚。

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(もう収録も終わり、暗くなっていた「ショパン・トーク」コーナーにトマジさんがズンズン入っていって撮らせてくれました。気さくな方!
写真:飯田有抄/ピティナ)

続けて実は日本の視聴者向けメッセージをiphone動画で撮らせていただいたのに、急なことで動揺していたのか、うまく保存ができていなかった。痛恨の極み!うぐぐ

ともかくこちらのアレッサンドロ・トマジさんはイタリアご出身の「コラボレーター」の方で、音楽関連のイベントを企画したりディレクターを務めたり、ライターのお仕事や、音大でレクチャーなどもして、幅広く活動されている方なんです。

「僕もコンクールでこういったお仕事は初めてだし、とても素晴らしい機会を楽しんでいるよ。毎回優れたコンテスタントたちとお話できるのはとても刺激的さ」

と、フレンドリーにお話してくださいました。連日の生中継インタビュー、がんばってください!


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