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飲み物で摂れるスーパーフード3選

どうも予防栄養学アドバイザーの中村です。
健康志向の強い方はスーパーフードというとつい試したくなりますよね。
今回は知らずに摂っていたけど「実はめっちゃすごかった」というものを紹介します。
ちなみにこの健康科学の教科書では『カロリーは低いが予防医学的効果の高いもの』をスーパーフードとさせていただきます。

緑茶

日本人には緑茶がぴったりです♪

まず紹介したいのが皆様も毎日のように飲んでいるであろう緑茶です。
これは有名ですがポリフェノールの『カテキン』が含まれています。
ポリフェノールにはいくつかの分類があるのですが、その中でもフラボノイドという色素にはカテキンをはじめ、ケルセチン、プロシアニジン、アントシアニン、フラバノン、イソフラボンなどがあります。
フラボノイドには下記のような効果があります。

  • 抗酸化作用

  • 免疫調整作用

  • 癌の増殖抑制作用

  • 神経の鎮静作用

  • 血液の流動性改善作用

最近の論文で緑茶を毎日500㎎摂取することで心臓病や癌による死亡リスクを下げることができると報告されました。
手軽にたくさんフラボノイドを摂れる緑茶は、もはや摂らなきゃ損と言える飲み物でしょう。
なんと週に3回以上摂取している人は動脈硬化を予防して平均寿命を延ばせるとのことでした。

ちなみにカテキンは熱いお湯で淹れて頂くとたくさん出ます。
渋みが苦手な方は水出しされていると思いますが、実はこれだとカテキンがあまり出ません。
反対にテアニンという成分がたくさん出ることで味が甘くなります。
テアニンには鎮痛作用があるので、普段から興奮気味の方は水出しがオススメです。

コーヒー

私もコーヒーは大好きです♪

コーヒーに含まれる『カフェイン』にもものすごい効果があります。
以下のような慢性疾患に対する予防効果が報告されています。

  • 大腸がん

  • 2型糖尿病

  • パーキンソン病

  • アルツハイマー病

しかしながら、高血圧や不眠、頭痛などのネガティブな効果もあることが分かっています。
カフェイン過敏症と呼ばれるものもあり、動悸や興奮、不安、吐き気などの症状が出る場合もあります。
こうした症状が出る方はコーヒーを控えるべきですが、そうでない方は是非習慣的に飲んで頂ければと思います。

さらに最近の報告では、コーヒーに含まれるEHTと呼ばれる物質とカフェインを同時に摂取することでパーキンソン病の症状が改善されたという報告がありました。
パーキンソン病は中脳にある黒質という部位からドーパミンが出なくなることで起こります。
なぜドーパミンが出ないかというと黒質の神経細胞にレビー小体という小さな袋が蓄積されることによります。
EHTとカフェインを一緒に摂取することで、つまりコーヒーを飲むことでこのレビー小体が減少するとのことでした。
レビー小体による病気はパーキンソン病だけでなく、レビー小体型認知症でも同様ですので、これに対する更なる調査にも期待が持てます。

さらに、コーヒーを1日5杯飲む人は死亡リスクが16%も低いそうです。
その内訳は、心臓病、脳卒中、呼吸器疾患、糖尿病、伝染病、負傷や事故ということでした。
たしかに眠気が覚めるので交通事故なども防げるかもしれませんね。

コーヒーはとにかくすごいです。
ただし、精製された白い砂糖は厳禁です。
苦いのが苦手な方は、グラスフェッドバターやココナッツオイルを混ぜるとクリーミーになって飲みやすいですよ。

赤ワイン

お酒が飲めない人はNGですが。。。

フレンチパラドックスという言葉を知っていますか?
フランスの人は肉を食べて酒を飲んでいるのになぜ心臓病が少ないのかということを表す言葉ですが、フレンチパラドックスには赤ワインに含まれるポリフェノールが関与しているのではないかと以前から言われていました。

そのポリフェノールというのがブドウに含まれる『レスベラトロール』です。
強い抗酸化作用があり、長寿遺伝子(若返り遺伝子)であるサーチュイン遺伝子をオンにするということが分かりました。
また、神経細胞(ニューロン)の数を増やし、脳の炎症を抑制することも報告されています。

また、赤ワインに含まれる別の成分がストレスに強くする働きがあるそうです。
ストレスは免疫を極端に引き下げてしまいますので、ストレスに強くなるのはとても有用です。
しかし、アルコールにはアセトアルデヒドという毒が含まれますので、過剰な飲酒は禁物です。

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